定期的にやってくるGoogleの大規模ペナルティとホワイト・ブラックの選択
2016年10月からGoogleが大規模なスパムサイト対策を行っており、ペナルティを受けたサイトも多いと思います。
今回はペンギンアップデート4.0の導入と、その後に手動ペナルティでの捕獲が行われています。手動ペナルティは被リンクに対するものとコンテンツに対するものがあります。
ここ2年ほどは天国モードと言われるほど、Googleが大規模なスパム対策をしませんでしたが、今回は過去最大と言われるくらい大規模なものになっています。(あくまでアフィリエイト界隈での話です)
ただ、こういった大規模なスパム対策は定期的に行われてきました。
2011年:大規模な手動ペナルティ
2012年:ペンギンアップデート導入
2014年:ペンギン3.0+いろいろ
2014年の大変動以降にアフィリエイトを始めた人は、今回が初めて体験するペナルティという人も多いと思いますが、長くアフィリエイトをしている人にとっては、また来たかという感じかもしれません。
ペンギンアップデートのリアルタイム化
ペンギンアップデート4.0からペンギンはリアルタイム処理に変わりました。今までは更新のタイミングでペナルティ可否による順位変動が起きていましたが、これからはリアルタイムに変動する可能性があります。
ペンギンのリアルタイム化により、ペンギンに引っかかるようなサイトは、すぐに順位が落ちる可能性がありますが、逆に、捕獲されたサイトの回復もすぐに行われるので悪いことばかりではありません。
今回のアップデートで、2014年にペンギンに捕獲されたサイトが順位を回復しているケースを見かけますが、修正を行いペナルティに該当していない状態なのに2年間も順位が回復しないというのはなかなかきついものがあります。
ペンギンがリアルタイム化したことで、今後は大変動が起こらなない可能性もありますが、手動ペナルティは引き続き行われています。
手動ペナルティによる大変動
ペンギンアップデート4.0が思いの外ショボかったので、今回の変動は大したことがないと思っていましたが、その後にやってきた手動ペナルティが凄いことになりました。
手動ペナルティはいずれアルゴリズムに置き換わると思っていたのですが、今のところその気配はありません。
アルゴリズムで捕獲できないスパムサイトは、手動ペナルティで捕獲している格好です。
自演リンクは Google のウェブマスター向けガイドラインに違反します。アフィリエイトを利用する際は以下のヘルプ記事をご一読下さい。
リンク プログラムhttps://t.co/UR0iDAjOCR
アフィリエイト プログラムhttps://t.co/dXsi1TA1zE— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) 2016年11月1日
@gokaku_go どうぞw pic.twitter.com/mokEWSx0Aq
— ベジータ王 (@seo_ou) 2016年11月1日
Googleの中の人が、Twitterで自演リンクはガイドライン違反であると明言し、手動ペナルティを解除するのも難しくなっています。
自分で張るリンクが全てガイドライン違反というわけではないので、そこは誤解してはいけませんが、Googleが自演リンクに対して厳しい姿勢を取っていることは明らかです。
これからアフィリエイトを始める人は、ホワイトで行くかブラックで行くか迷うところだと思います。
ホワイトとブラックの選択
大規模なスパム対策が行われるたびに、「ブラックSEOをやめてホワイトSEOへ移行しよう」と考える人が増えますが、実際には喉元過ぎればで、ブラックに戻る人が多いです。
ホワイトSEOで成果を出すためには、時間またはお金がかかります。待つというのは思っている以上に大変なので、ブラックで短期間に成果を上げてきた人がホワイトに完全移行するのは難しいです。
今回もまたブラックの時代は終わった、これからはホワイトが勝つ時代と言われていますが、これは2012年や2014年の大変動時にも言われていたことです。
たしかに、2012年以降、ホワイトな運営のサイトが増えましたが、今回の大変動で、まだまだブラックなサイトが多いことがわかりました。要するに、2014年の大変動以降もブラックで成果を上げられたということですね。
ホワイトでやるかブラックでやるかは、当人が決めればいいことです。ペナルティ覚悟で割り切って完全ブラックでやるのも良いと思います。ホワイトでは考えられないほどの成果が上がるかもしれません。
上位表示出来る時間が短いとしても、ビッグワードでの上位表示は爆発的な利益を生みます。ホワイトサイトでビッグワードの上位表示を実現しようとする場合、最低でも3年以上の期間は必要になるでしょう。
個人的には地道にコツコツやっていくのが好きなので、ブラックでやろうとは思いませんが、どちらも中途半端にやって成功するほど甘くはないので、腹をくくってどちらかに舵を切るのが良いと思います。