初心者アフィリエイターが気になる担当者や特別単価の話
当サイトへのアフィリエイト初心者の訪問者が増えているせいか、問い合わせフォームやコメント、Twitterなどでアフィリエイトに関する質問をもらうことが増えています。
ってのは嘘で、こういう書き出しだとそれっぽいかなと思っただけです。
前回の記事で、アフィ初心者が疑問に思いそうなことは全て回答しましたが、その中でもアフィを始めたばかりの人や、ある程度のアフィ収入が得られるようになった人が気になるのが、「ASPの担当者」と「特単(特別単価)」の話だと思います。
アフィ収入を増やすためには、担当者と特単は絶対に必要になるものです。ただ、安心してください。コミュ症で交渉力が無い人でも問題ありません。営業するわけではありません。
あくまで私のケースですが、担当者と特単について詳しく解説します。
ASP担当者の話
アフィリエイトを始めたばかりの人の場合、「ASPの担当者」という意味がわからないと思いますが、ASPの中でメール、電話、チャットワークなどで直接やりとりできる人のことを担当者と呼びます。
ASPや案件によっても担当者がやってくれることが異なります。案件ごとに担当者が変わるASPもあれば、一人で全ての案件を担当してくれるASPもあります。
- 知り合いのアフィリエイターに紹介してもらう
- 自分のサイトへの問い合わせから担当者になってもらう
このどらかの流れで担当者が付くケースが多いと思います。私の場合は、100%この方法で担当者が付きました。
ある程度まともなサイトを作っていると、ASPの方から問い合わせが来ることが多いです。サイトには問い合わせフォームやメールアドレスを載せておくことをオススメします。
昔 は問い合わせが来るたびにちゃんと返していたのですが、最近は興味があるジャンルや案件以外はスルーするようになってしまいました。昔よりASP側からの アプローチが格段に増えてますよね。そういった意味では、アフィ初心者でも担当者が付く可能性は上がっている気がします。
担当者が頻繁に変わることもある
バリュコマ、アフィB、レントラ、TCSは知り合いから紹介してもらいました。アクトレやA8はサイトに広告掲載などの件で問い合わせをもらい、コンタクトを取り担当になってもらいました。
一度担当者が付けば、その人に他の案件の担当者を紹介してもらうこともできます。ASPは入れ替わりが激しいので、担当だと思っていた人がいつの間にか辞めていたということもあります。
しっかり成果を上げている場合、担当者が辞める時や人事異動などの時に、連絡が来て後任者を紹介されるはずです。何の連絡もなく辞められてしまった場合は、それぐらいの関係性だったということですね。
ちゃんとしたASPであれば、いなくなった担当のメールアドレスを誰かが管理していますので、こちらから連絡をした段階で別の担当者を付けてもらえるはずです。辞めてからあまりに時間が空いている場合はそこで関係が切れる可能性もあります。
担当者がいると何がいいの?
担当者との日々のやり取りでは、以下の様なことが行われています。
- 特単交渉をしてもらう
- 他の案件を紹介してもらう
- おすすめジャンルを教えてもらう
- 稼げるキーワードを教えてもらえる
- 広告主との面会を調整してもらう
- 掲載強化をお願いされる
- 打ち合わせしたいとお願いされる
担当者が付く最も大きなメリットは、特単交渉がしやすくなることや、良い案件を紹介してもらえることです。
まだ利用していない案件でも、単価やCVR、承認率などを聞くことができますし、始めからデフォルト単価よりも高い単価で始められることもあります。
「稼げるキーワードを教えてもらえる」については、全然稼げないワードの場合もあるので注意が必要です。これは、稼げるジャンルを紹介してもらう場合も同じです。
担当者が嘘を言っているわけではありませんが、稼げるジャンルや稼げるワードには注意しましょう。ビッグワードで稼げるジャンルとテールワードで稼げるジャンルは違いますし、稼げるワードについては担当者が勘違いしている場合もあります。
私の場合、打ち合わせはほとんどしません。人に会うのが嫌いというのもありますが、担当者との話で何も得られないことも多いので、極力そこに時間を割きたくないと思っています。
ほとんどのことはメールや電話で解決できます。電話も嫌いなので、基本的にはメールでお願いしています。チャットワークにするとやり取りに忙殺されそうなので使っていません。
担当者やASPとの距離感
担当者と食事や飲みに行くアフィリエイターも多いですが、私は一切やっていません。この辺は各自のやりやすいようにやれば良いと思います。超お世話になっているASPにだけ年末に挨拶に行くぐらいですね。あとは必要に応じてというか、どうしても必要な時にだけ直接会って打ち合わせします。
力を入れている案件については、広告主に話を聞きたいこともあるので、面会を調整してもらうこともあります。広告主の方から会いたいと言われることもあると思います。
ASPや担当者と関係性ができてくると、お歳暮・お中元・法人化祝いなどをもらうことがあるかもしれません。レントラさんは色々な人に送ってますよね。私はもらったことがありませんが・・・(別に欲しいわけではありませんよ)
一般的な企業の取引先との関係性やつきあい方と同じですが、アフィリエイターとASPについては自分がやりやすいようにやれば良いと思います。私はお歳暮やお中元が届いても返していません。そもそもほとんど来ませんが・・・年末の挨拶に行く時に菓子折りを持っていく程度です。
ASPとがっつり絡みたい人、適当な距離を保ちたい人、基本的に一切絡みたくない人など色々います。アフィリエイターは色々なタイプがいるので、どのタイプでも問題ありません。どれを選んでも特に困ることはないでしょう。
人に会いたくない人は、全てメールや電話のみでも大丈夫です。メールや電話も嫌という人は、担当者を付けないことになりますが、それだとさすがに成果に影響してきますね。メールぐらいはしましょう。
特別単価の話
案件にもよりますが、基本的には商品ごとにデフォルト単価と特別単価(特単)があります。
特単については案件ごとの差が大きいので、一緒くたに話すことはできません。
デフォ単価と特単にほとんど差がない案件もありますし、始めから高い単価の場合、特単がない場合もあります。クローズドASPは、始めから単価が高い場合が多いです。
たとえばキャッシング案件だと、デフォ単価が2,000円で、普通レベルの特単が10,000円で、ちょっと頑張った特単が20,000円、めっちゃ頑張った特単が30,000円ということもあります。デフォ単価とは10倍以上の差になります。
特単が出る条件としては、いくつかあります。
- 広告掲載位置の変更
- 広告掲載面の増加
- 獲得件数の増加
- 成約率の向上(良い送客)
何の成果も上げていない状態で特単を取るのは難しいので、複数の案件を載せているサイトで、その案件の獲得を強化することで特単をもらうのが一般的です。掲載位置+獲得件数で強めの特単ということもあります。
私の場合、厳しい条件にするとストレスが溜まるので、ゆるい条件で取れる特単に留めています。最近は送客の質が良いと、さほど件数が多くなくても特単が取りやすいので助かっています。
特単交渉はASPと広告主(代理店)との関係性、担当者の交渉力によって差がつく部分です。特定のジャンルに強いASPや、特定の案件に強いASPがあります。担当者の交渉力については担当者次第ですが、それほど影響はしないと思います。
特単はアフィで稼ぐためには必要ですが、特単で自分の首を絞める場合もあるので、あまりきつい条件で取りに行ったり、強気に出すぎるのはオススメしません。お互いにメリットがある状態が望ましいです。
単価が出ないなら他のASPに変更するぞ!的な脅しのような形で特単を取る人もいますが、ASPや担当者とは良好な関係を築くことが大切です。信頼関係が第一です。
徐々に件数を増やすのがいい?
特単がテーブル制になっていて、月何件の獲得でいくらというように決まっていれば良いのですが、多くの場合、広告主側(代理店)とアフィリエイター側の交渉によって決まります。
同じ単価で同じ成果条件でも、全然違う単価でやっている人もいます。これが特単交渉の難しいところです。
たとえばデフォ単価が2,000円で、月10件の獲得で3,000円になるとします。この時に3,000円の単価で月100件とか取ってしまうと、次の交渉が難しくなることがあります。
3,000円の単価で月100件取れるなら、月4,000円にするためには150件必要とか言われてしまいます。
これを月30件、50件、100件、150件と上手にハードルを越えていくたびに単価を上げていれば月150件で6,000円と言ったような交渉が成立していたかもしれません。
SEOアフィリエイトの場合、件数を調整するのが難しいのですが、段階的に件数を増やすことで上手く単価が上がっていく案件もありますので注意しましょう。このへんの話も担当者から聞くことができます。
広告を一つしか載せていないと・・・
広告を一つしか載せていない場合、その広告主との特単交渉は難航します。
単価を上げなくても同じ獲得件数であれば、広告主としては単価を上げたくありませんよね。
この場合は、2つ以上の広告を載せて単価を上げたい案件を下に載せるなどの小手先テクニックも有効になってきます。
広告が一つでも同ジャンルの他の案件とは特単交渉できます。これは良くやる手法です。そのジャンルで強い案件が2つ以上ある時は有効です。1サイト1案件独占というのは広告主としてはメリットが大きいです。
小手先テクニックの話で言うと、PCとスマホで異なる状態にする方法もあります。スマホアクセスが多い場合には、PCの掲載位置を上げて単価アップさせて、スマホでは掲載位置を変えないというような方法を取っている人もいるようです。これはグレーというかブラックですよね。
成果条件の変更
単価は変わらなくても成果条件を変えてもらえることで成果が上がることもあります。
たとえばFX案件で言えば入金ベースの成果だったものが、申込ベースになる感じですね。特単+成果条件変更というのもあります。
入金ベースで単価18,000円の案件が、申込ベースで単価20,000円になったら全然成果が変わってきますよね。特単と成果条件の変更は成果を上げるためにとても重要になってきます。
案件によっては承認率変更というものもあります。承認率80%以上を保証されたり、全承認などの条件変更があります。全承認にするためには、当然件数や送客の質が問われます。
ある程度の成果を上げていると成果条件の変更に応じてもらえることが多いですが、あまり成果を上げていなくても変更してもらえることもあります。この辺はASPや担当者の交渉力かもしれません。