CVに繋がったページの確認方法と中規模サイトでCVに繋がるページの割合
私のアフィリエイトのやり方は、500~1000ページの中規模サイトを作り、主にロングテールキーワードでアクセスを集める手法です。
アクセス数を増やすにはキーワードと組み合わせが重要になってくるので、テキスト量が多く専門的な知識がある方が有利になります。テキスト量を増やすには、1ページに大量のテキストを載せるか大量のページを作る必要があります。
1ページに大量テキストでも良いのですが、CV(コンバージョン)までの距離が遠くなるのを嫌い大量ページを作る方法を取っています。ただし、このやり方はゴミページを量産する危険性があり、あまりおすすめしません。
また、大量にページを作ってもCVに繋がるページは少なく、作ったページが無駄になる可能性もあります。
CVには繋がらないページでも自然リンクを獲得したり、ドメインのパワーアップに貢献することがあるので完全に無駄というわけではありませんが、手間を考えると割に合わない場合もあります。
サイトを作りある程度の期間運用しないと、CVを生むページ、生まないページは判断がつきませんが、私のサイトでどれだけのページがCVに繋がっているのかをご紹介します。
自動車保険サイトのCVに繋がっているページ
このサイトで何度か紹介したことがある自動車保険のサイトで見てみます。
自動車保険は、CVRも高くロングテールSEOでも比較的成果を出しやすいジャンルです。
3年ほど前に作ったサイトで絶賛放置中ですが、昨年末に交通事故や自動車保険に関するデータのページを修正しました。
直近一ヶ月のアクセス数はこんな感じです。
ページ数は626ページほどですが、25ページの保険会社紹介ページは検索流入がほとんどなかったので、全てnoindexを入れました。カテゴリページなどを含めたGoogleのインデックス数は650です。
ASPの管理画面でリファラデータをDLする
このサイトは個別記事全ページに広告を張っているので、ASPの管理画面でリファラをチェックすれば成果に繋がったページが分かります。
最近はどこのASPでも成果データがCSVでダウンロードできるようになっていると思います。
はじめて自動車保険は主にアフィリエイトBの広告を使っているので、アフィBの2ヶ月分のデータを元にCVに繋がったページをチェックしてみます。
対象サイトを選択して、必要に応じて対象プロモーションやレポート期間を選択し、「レポートを表示する」をクリックします。
画面下の方に表示されている「CSVダウンロード」をクリックします。
このようなファイルがダウンロードできますが、今回必要なのはリファラデータのみです。
リファラデータのみにして並べ替えるとこのようになります。並べ替える必要はありませんが、この時点のデータもとても有用です。どのページからどれくらいの数の成果が発生しているのかが確認できます。CVページと言っても月に100件のページと1件のページでは全く意味が違います。
CVを生むページがどれくらいあるのかを知る際には、重複したURLは不要なので、Excelの「データ ⇒ 重複の削除」で重複データを削除します。
これで重複がなくなりキレイになりました。
最後のURLを見たら120となっています。626ページ中、CVに繋がっているページは120ということになります。
2ヶ月分のデータですので、期間を伸ばせばもっとページ数は増えますが、2ヶ月だとこの程度です。
試しに1年分のデータでやってみたら277になりました。それでも半分以上のページはCVに繋がらないページということになります。
URLをクリックすればCVページも確認できますが、CVページの確認はASPの管理画面上からも可能です。
アフィBだと「成果状況確認」画面からCVページが確認できます。
毎日この画面からCVページを確認してもいいのですが、1ヶ月分などのまとめたデータで見るのがおすすめです。
※特定のページのみにしか広告を貼っていないサイトの場合は、CV測定ツールの流入ページを元にCVに繋がったページを判断しています。
CVを生むページを作ることに時間をかけた方がいいかも
大量ページのロングテール戦略は、ジャンルによっては成果を上げやすいですが、場合によってはサイト全体の9割がCVを生まないページだったということもあり得ます。
アフィリエイトのやり方は一つではありませんので、どのやり方にするかは自分次第ですが、大量ページのロングテール戦略で望む人は、それなりの覚悟が必要です。
繰り返しになりますが、CVを生まないページが無駄というわけではありません。CVを生まなくても自然リンクを生むページになる可能性はあります。質が良いページを作れば検索エンジンの評価アップに繋がる可能性もあります。
しかし、何にもなっていない無駄なページが生まれる可能性もありますので、始めのうちは早く成果を出すためにもCVを生むページに限定して作っていく方が良いかもしれません。
なお、大量ページ作成で望む場合、サイト完成後1年以上経ったら、アクセスがないページを修正したり統合する作業を行ったほうが良いでしょう。