アフィリエイト収入を増やす為に欠かせない『特単』について
アフィリエイト収入を増やす上で欠かせないのが特単(特別単価)です。
ASPに登録して普通に確認できる報酬は通常の単価で、どの商品でもだいたい特単があります。
ASPによっても単価は異なりますし、ジャンルや商品によって特単の取りやすさに違いがありますが、とりあえず特単が取れないとアフィリエイト収入の大幅アップは見込めません。
アフィリエイトを始めたばかりの頃は、特単なんて一部のスーパーアフィリエイターだけに適用されるものでしょと思っていましたが、大した成果を出していなくても意外と取れるものです。
ASPによってはランクが上がることで特単フォームが利用できたり、担当者がいることで特単交渉してもらえることもありますが、何もしてないのに一定の件数を取ることで、単価が勝手に上がることもあります。この場合、件数が減ると自動的に単価が下がることが多いです。
特単を取るための主な条件
- 掲載位置を上げて特単を取る
- 件数をコミットして特単を取る
- ビッグワードの上位表示で特単を取る
これが特単を取りやすい3つのケースです。サイトの価値を上げて、その業界内で有名だとそこに広告を載せることで価値が生まれるため、上記の条件が無くても特単が取れることがありますが、現実的なのはこの3つです。
広告主(代理店)の方から、特単を出すので◯◯して欲しいとの提案が来ることもありますし、ASPから問い合わせなどの形で特単について提案が来ることもありますが、こちらから担当者を介して交渉するケースが多いです。
1. 掲載位置を上げて特単を取る
サイト内にランキングなどを載せている場合、掲載位置を上げることを条件に特単が取れることがあります。ランキングを載せることに賛否ありますがそれについては触れません。ランキングを載せることで特単が取りやすくなることは間違いありません。
ランキング形式になっていなくても掲載位置を目立つ場所に変えることで特単が貰えることもあります。ようするにそのサイト内で特定の広告主の商品を推すことで単価を上げてもらえるということですね。
この場合、1位表示を条件に特単交渉する場合、それ以上の単価を出してくる広告主がいる可能性を考慮しなければなりません。
1位表示したあとに、「他の広告主がもっと高い単価を出してくれたののでそちらを1位にして、御社は2位になりました。」というのは通常ありえません。
今後単価を上げてくれそうな案件がある場合には、「今の状態であれば◯位掲載だけど、他の案件の単価が上がることで順位が下がる可能性があります。」ということを事前に伝えておかなければなりません。
ある程度の期間そのジャンルを運営していると、どの広告主がどこまで出せるかというのは大体わかってきますし、基本的にASPの担当者が交渉しますので、新人さんに当たらない限りは上手くやってくれると思います。
当たり前のことですが、全く成果を上げていない名もないサイトの掲載位置を上げた所で特単は貰えません。既に何件か取っている状態で、「掲載位置を上げるので単価を上げてくれませんか?」という流れが一般的です。
2.件数をコミットして特単を取る
件数コミットは、「月◯件以上取るのでいくらにして欲しい」という交渉ですね。
30件以上で1000円、50件以上で2000円のようにテーブル制になっている場合もあります。
いずれにしても件数コミットの場合、その件数を取らなければ単価が維持できないため厳しい件数でコミットするとプレッシャーになります。
アフィリエイトは色々な要素で取れる件数が変わってきますので、繁忙期の時やビッグワードで上位表示している時の件数を元に交渉したりすると、閑散期や検索順位が落ちた時に苦労することになります。
私は件数コミットで特単を取ることが多いですが、かなり緩い件数にしています。閑散期でも普通にやってこれぐらいはいくであろう件数でしかコミットしません。それで単価が上がらないのであれば仕方がありません。単価を上げることよりも、ストレス無く平穏に暮らせる方を選びます。
件数コミットの場合、その件数に達しなかったからといってすぐに単価が下がるわけではありません。原因がはっきりしていてリカバリーできる場合には、単価が据え置かれる場合も多いです。このへんは広告主(代理店)の考え方によります。
3.ビッグワードの上位表示で特単を取る
これは私自身やったことがありませんが、ビッグワードで上位表示していることで特単が取れることもあります。
ビッグワードの上位表示は広告主がやりたくてもできないことですので、上位表示しているサイトに広告が載せられるのは、広告主に取って大きなメリットです。
ただ、検索順位は日々変わりますので、上位表示しているだけでは特単が取りづらい場合もあります。上位表示はプラスになりますが、上位表示=特単というわけではありません。
特単交渉でプラスになること
- ASPや担当者の力量
- アクセス数など
- 契約率など
1.ASPや担当者の力量
特単を取るために意外と重要というかかなり重要なのが、ASPや担当者の力量です。
ASPによっても得意なジャンル・広告主が違いますので、このASPでは特単が取れなかったけど、ASPを変えたら特単が取れたということもあります。
担当者はメディア担当者(アフィリエイターとやり取りする人)と、クライアント担当者(広告主とやり取りする人)が別になっているASPが多いと思いますが、その場合、クライアント担当社の力がものを言います。なので、メディア担当者を変えてもらっても特単交渉には影響ないと思います。
2.アクセス数など
アクセス数や流入キーワードなどのデータを見せることで特単が取れることもあります。
それだけで特単が取れることはあまりないと思いますが、データを公開することでプラス評価されて特単が取れることはあります。
アクセス数などの開示はタイアップなどを取る時にも役に立ちます。ただ、情報の開示は当然デメリットもありますので積極的にやる必要はないでしょう。私のサイトのように、ほぼ100%テールワードからの流入というような場合には、出してもあまりデメリットはありません。
これからはYahooの検索ワードも取れなくなるので、アクセス数を開示してもプラスにならないかもしれませんが、検索エンジンからの流入数やユーザーの年齢・性別などのデータをプラス評価してもらえる可能性はあると思います。
3.契約率など
最近は契約率(成約率)を気にする広告主が増えています。成果地点が申込みの場合、件数を取れば良いというわけではありません。
特にキャッシング、カードローン、FXなどの金融案件の場合、申し込みしたユーザーが実際に利用したのか、どれだけ継続して使っているのかなどの細かいデータも追いかけられる可能性があります。
これからのアフィリエイトは、広告主の直接的な利益に繋がっているサイトは優遇される流れが顕著になってくることが予想されます。送客したら終わりということではなく、できるだけ広告主の利益に繋がる運営を心がけたいですね。
特単でいくらまで上げられるの?
アフィリエイト初心者の方は、特単でいくらまで上がるのかが気になると思いますが、これはジャンルや商品によって異なるため答えはありません。
通常単価が抑えられていて通常単価の10倍以上の特単が出ることもありますし、通常単価が高く10%上げるのも難しい場合もあります。レントラックスのようなクローズドASPの場合、通常単価が他のASPの特単と同等であることもあります。
物販などでは、商品価格よりも高い単価になることも珍しくありません。広告主としてはブランド力や新規客獲得のために大きな額を出しても構わないということなのでしょう。
競合他社が多い方が単価は上がりやすいかもしれません。1社独占のようになっているジャンルもありますが、その場合、その広告主次第ですね。その広告主がアフィリエイトをやめたらサイトが終わりますので、特定の広告主に依存したジャンルはリスクも高いです。