モバイルユーザビリティエラーが自然消滅!?
先日、「スマホ対応とモバイルユーザビリティ警告に対する雑感」という記事の中で、モバイルフレンドリーテストで「問題ありません。」となるサイトでも警告が来ると書きましたが、今日確認した所、ほとんどのページのエラーが消えていました。
3/3付でがっつり減っています。942ページあったエラーが53ページになっています。
こちらは、12月にがっつり減っていて、その後横ばいでしたが、3/3に再び減りました。800ページあったエラーが22ページになっています。
ちなみに、エラー内容は、良くあるやつでした。
- タップ要素同士が近すぎます
- コンテンツのサイズがビューポートに対応していません
- ビューポートが設定されていません
- フォントサイズが小です
調べても具体的にどこの部分がエラーを出しているのかがわかりづらく、ページによってもまちまちだったので、放置していたのですが、自然に解消されたようです(笑)
robots.txtの設定?
一つ気になるのがrobots.txtの設定です。
モバイル警告を無くすために、CSSやJavaScriptはクローラーが読めるようにしておくのが基本のようですが、私のサイトでは3/2までこれをやっていませんでした。
やっていなかったというか完全に忘れていたのですが、WordPressサイトで、「Disallow: /wp-content/」を記述していたので、その中にあるテーマ内のCSSやJavaScriptが読まれていませんでした。
そこで以下のように修正しました。
User-Agent: *
Disallow: /wp-login.php
Disallow: /wp-admin/
Disallow: /wp-includes/
Disallow: /wp-content/
Allow: /wp-content/uploads
Allow: /wp-content/themes/
uploadsというのはイメージ検索用に以前から許可していたものです。
今回追加したのは、「Allow: /wp-content/themes/」です。
3/2に設定して3/3付でWMTのエラーが無くなるのかはわかりませんが、もしかしたらこれが良かったのかもしれません。
【追記 3/12】
WMTに「ブロックされたリソース」という項目が追加されました。
これを見ると、プラグイン内にあるCSSも対象になっています。
これで検索順位に影響が出るとは思いませんが、念のためプラグインもクロール許可を出すことにしました。
最終的にWordPressサイトのrobots.txtは以下のようになりました。
User-Agent: *
Disallow: /wp-login.php
Disallow: /wp-admin/
Disallow: /wp-includes/
スマホアルゴに関する記事
モバイルフレンドリーのランキングファクターはリアルタイム&ページ単位基準。
このアルゴリズムはリアルタイムで動くため、技術的に言えば、モバイル対応への変更の時期は、いつでもかまわないということだ。Gogleが変更を確認した(クロールした)直後に、今回のアルゴリズムの変更による恩恵を、変更されたページに与えるらしい。
Gary Illyes氏は、このアルゴリズムはページ単位で動くということも認めている。そのため、10ページのサイトが、そのうちの5ページのみをモバイルフレンドリーにしていた場合、モバイルフレンドリーの5ページのみ、恩恵を受けるということだ。
リアルタイムで適用というのはありがたいですね。今やっておけば4/21に間に合いますし、4/21の変動を確認してから着手しても遅くはないと思います。ただ、複雑なサイトのスマホ化は一大プロジェクトになりますので、数日でどうにかなる問題ではありません。
ページ単位というのは嬉しくもあり悲しくもあるのですが、このアルゴが検索順位に与える影響が大きかった場合、一部のページのみ順位が大幅に下落する可能性があります。
このアルゴリズムはOK、NGの○×評価という話もあります。そうなると、Googleの基準に達していない場合、スマホ対応していても相対的な評価は下がることになります。
Googleモバイル検索の表示スピードにはデスクトップ向けページのデータが依然として使われている
ところがモバイル検索といえど、モバイル向けページではなくPC向けページの情報が表示速度の判断には用いられています。
あまりにいい加減すぎて震えますね。全てはGoogle次第。
とりあえず、「随時スマホ化を進めていき、モバイルフレンドリーでOKになったサイトのエラーは無視する」方針に変わりはありません。速度についても「修正が必要」となっていますが、ひとまずスルーしておきます。