大規模サイトを作る時の注意点やポイント

このエントリーをはてなブックマークに追加

ブラックSEOからホワイトSEOに移行する人が増えているのか、Twitterやアフィリエイトブログなどで、大規模サイトの作成に取り組む人が増えています。

サイトの規模やコンテンツとSEOの手法は関係ないわけですが、ブラックの場合、どうしてもぶっ飛びリスクがあるため、サイトの作り込みに時間をかける人は少ないです。がっつり作りこんでがっつりリンクを張る人もいますが、それはほんと凄いと思います。漢です。

どれくらいの規模から大規模サイトになるのか分かりませんが、組織ではなく個人レベルで言えば1,000ページぐらいが妥当な線でしょうか。私も1,000ページ以上のサイトはいくつかありますが、2,000ページ以上のサイトは今のところありません。

大規模サイトを作る時の注意点

  1. ゴミの山にならないように注意する
  2. できるだけ同じ内容のページを作らない
  3. 内部リンク構造を考える

主な注意点はこの3つです。

ページ数が多くなると、どうしてもページ単位の質が落ちやすいです。特に外注さんに記事を依頼する場合、記事の質が落ちやすいと思います。自分の知識がある分野であれば良いですが、知識がない分野の場合、記事の良し悪しを判断できないため、ゴミの山になりやすいです。

大規模サイトを作る時は、サイト構造や各ページの内容を吟味しなければなりません。ページ数が多くなると、内容が被るページが出てきますし、リンク階層が深くなると、インデックスされないページが出てきたり、リンクジュースが行き渡らない可能性が出てきます。

2年ほど前に、「それなりに稼ぐアフィリエイトサイトが完成するまでの全手順」という記事を書いています。ここで取り上げたサイトがちょうど1,000ページぐらいです。

用語集を作らなくなったり、始めに目次ページを作らなくなっており、一部作り方が変わっていますが、基本的なやり方は今も変わっていません。

image04

先ほどの記事で取り上げたガン保険のサイトです。完成後は放置状態ですが、アクセス数は順調に伸びていますが、さほど収益は上がっていません。アクセス数と成果は比例しませんね。

ただ、アクセス数が伸びていたり被リンク数が増えている状態は、そのサイトが一定の評価を受けていると考えられます。そのサイトやページの質を客観的に判断するのに、アクセス数や自然リンクが目安になります。(黒いリンクを当てている場合は別です)

自分だとどうしても基準が甘くなりますからね。大量のページがあっても、アクセス数も自然リンクも増えないようであれば、ゴミの山の可能性が高いです。もちろんコンバージョンも評価の一つです。アフィリエイトサイトは稼いでなんぼですからね。

※作るページをしっかり管理していても、同じようなページができてしまうことはありますので、重複に対してそれほど神経質になる必要はありません。重複ページがあるだけでマイナス評価を受けることはほとんどありません。重複するのはもったいないので、できるだけ切り口の違うページを増やしたいという話です。

カテゴリ分けと仮タイトル付けの重要性

大規模サイトを作る時に重要になってくるのが、カテゴリ分けと記事の下書き(仮タイトル付け)です。

1,000ページぐらいになると、カテゴリ数は20以上になると思います。1カテゴリ50ページで合計1,000ページです。カテゴリは分けなくても良いですが、細かく分けておいたほうが後で楽になります。

カテゴリ分けが終わったら、そこに含まれる記事のタイトルを作りますが、この作業がとても面倒で心が折れそうになります。ただ、これを先にやっておかないと、ゴールが見えないのと、重複ページを作りやすくなるので、気合いで乗り切ります。

エクセルで管理している人もいると思いますが、私は直接WordPressに下書きしてしまっています。下書きと言っても、仮タイトル付けと、そのページを作るのに参考にする本やサイトを記録するだけです。

記事を書き始めた時に、必要ないと思ったページは削除して、逆に追加するページも出てきますので、最終的には始めに作った下書きぐらいのページ数で出来上がると思います。

ゼロから書き始めて1,000ページ作るのは大変ですが、ゴールが見えている状態であれば、毎日コツコツと記事を書いていくことで、ゴールが近づいてきますので、意外と心は折れません。

カテゴリごとに小さなゴールが来ますので、ちょいちょい達成感を感じつつ気づいたらゴールに来ていたという感じになると思います。1,000ページクラスのサイトになると、最後の200ページぐらいはガンガン作業が進んでいきます。

200という数字を考えると果てしないかもしれませんが、800ページ書いてきた後の残りが200なので余裕です。100を切ったらさらにペースが上がると思います。

ページ数が多ければいいというものではない

普通の人がホワイトSEOで成果を上げようとする場合、ロングテールSEOが中心となり、ロングテールSEOでは、どうしてもテキスト量が必要になります。

必然的にページ数が増えるわけですが、ページ数が多ければ評価されるわけではありません。ロングテールSEO=ページの量産と考える人も多いですが、そんなに単純なものではありません。

大規模サイトを作る場合には、とにかくゴミの山にならないように注意してください。1,000ページ中、良いページが100ページあっても残りの900ページがゴミであれば、そのサイトは低い評価になる可能性が高いです。それであれば100ページのサイトの方が良いと思います。

ゴミというのは、単純に質が低いページや、中身が無いページだけではなく、アフィリエイトリンクが沢山あるページ、インデックスする必要がないページなども含まれます。CMSを使っている場合、インデックスする必要がないページが増えやすいので注意しましょう。

後から考えてみて不要なページが見つかった時は、削除したりnoindexを入れたりして、Googleに評価して欲しいページしか無い状態にしておくことが大切です。自分で勉強してしっかり作りこめば、あまり不要なページはできないと思います。(検索流入がないページにnoindexを入れる

自力で大規模サイトを作る場合、完成までに1~2年かかるかもしれません。ジャンル選びを間違えると取り返しがつかないことになりかねません。質を上げようとすると時間がかかり、時間がかかるほどリスクは高くなります。

どのようなやり方であれ成果を上げるのは大変です。ロングテールSEOであれば簡単ということではありません。勉強して記事を書くというのは誰にでもできることですが、やってみると意外と大変なものです。忍耐力も必要です。覚悟を持って取り組みましょう。

image05

当初ジャンル選びに失敗したと思ったFXサイトですが、その後少しずつ評価が上がってきて、円安効果もあり、最近は満足行くアクセス数になっています。

それなりの収益が上がっていますので、結果的にはやって良かったと思いますが、ここまで来るのに1年半かかっています。自力でやる場合、完成後成果が出るまで半年以上かかることもあります。

正解はすぐにわかりませんが、他のサイトを作っている最中に昔のサイトが稼ぎ出す状態は悪くありません。初心者のうちは、サイトの修正に時間をかけずに、完成したらどんどん新しいサイトを作っていくのが良いと思います。いくつもサイトを作ることで、自分のサイトの作り方が確立できます。

このエントリーをはてなブックマークに追加
afb
当サイトイチオシのASPです。支払いサイクルが他よりも早く、稼いでいる人からの評判がとても良いです。afbのおすすめポイント

サブコンテンツ

このページの先頭へ