単価は下がるがCVRは上がる広告に貼り替えた結果
アフィリエイトの報酬は、単価だけではなくCVRや承認率も影響してくるため、必ずしも高単価のプログラムが良いというわけではありません。
ただ、CVRはサイトの作りや流入キーワードの影響を受けるため、CVRが高いと言われて紹介されたプログラムでも、実際に自分のサイトで使ってみるとそうでもなかったという事は良くあります。
特に私のサイトのように、ロングテールSEOでアクセスを集めている場合、CVRは低めになることが多いです。成果に結びつかないようなワードの流入でも、広告は意外とクリックされるんですよね。
そのため、今まではCVRが高いと言われた案件でも、単価が下がる場合、広告を貼り替えることはなかったのですが、今回打診を受けた所は、CVRが2倍になる可能性があり、前から少し気になっていたので、試しに貼り替えてみることにしました。
広告を貼り替えた結果
管理画面を見れば、勘の良い方はどのプログラムかわかってしまうと思いますが、一応管理画面のデータを載せます。
これが以前使っていた広告のデータです。CVRは4~5%です。
こちらが貼り替えた後の結果です。CVRは3ヶ月合計で7.76%となっています。
打診があった時にCVRが10%を超えるとのことだったのですが、そこまでの数字にはなっていません。ただ、メインのサイトだけで見ると10%超えています。
あと、なぜかここのASPは、時折クリック数が異様に増えてしまう現象があるようで、それによってCVRが少し下がっていますので、全体で見ても8~9%ぐらいはあるのかもしれません。
単価の方は以前より下がっていますが、CVRが2倍ぐらい良くなっているので、とりあえずはこのまま掲載を続けてみようと思います。
なぜCVRがここまで変わるのか
同じようなプログラムで、LPにもそれほど大きな差は見られませんが、これだけCVRが変わるのが不思議ですね。LPの差だとしてもCVRで2倍の差にはなりませんよね。たぶん。
リマーケティング(リターゲティング)からの成果をアフィリエイターの成果にしているのでしょうか。最近リマケ分をアフィリエイターにくれる広告主も増えてきてます
リスティングに積極的な広告主のようなので、リマケが影響しているとしたらCVRが上がるのも納得です。クリック数が多いサイトほど恩恵を受けます。
あとは、認知度の違いですかね。前の広告も有名な企業ですが、信頼度や認知度で言うと後の広告主のほうが上なのかもしれません。
いずれにしても、CVRが極端に上がる案件の場合、後で下がる可能性もあるので、随時CVRを追いかけていきたいと思います。
広告の貼り替えは正直面倒なのですが、WordPressの場合、ショートコードと条件分岐を使っておけば、それほど手間にはなりません。
1年後のデータ
広告を貼り替えてから1年ほど経過しましたが、現在のデータを載せておきます。
直近4ヶ月分です。10月は月の途中までのデータです。
2月ぐらいまでは10%以下でしたが、3月以降は10%を超えるようになっています。最近はメインサイトに限定すると13~14%までになっています。
自動車保険のメインサイトのみの直近のデータです。CVRが14~17%になっています。
CVRが下がるどころか上がっていますね。流入ワードが変わっていてCTRも上がっていますので、質が良いアクセスが増えているのがCVR向上に影響していますが、ここまで上がるとは思いませんでした。
サイト自体に修正を加えていませんので、CVR4~5%だった頃と大きく変わっていません。明らかに広告を貼り替えたことが影響しています。リマケの成果をアフィリエイターの成果にしてくれているのだと思いますがありがたい限りです。
貼り替え直後は単価は下がる形になりましたが、その後単価アップできて以前と同じ単価になりました。それでCVRが2.5倍になっていますので報酬はかなり増えました。単価が上がらなかったとしてもこのCVRの差だと、貼り替えた方が断然有利です。単価が2倍も3倍も違うという場合は話は別ですが、少し下がるぐらいならCVR重視でいいと思います。
CVRが2倍とか嘘でしょ?と半信半疑で貼り替えた広告ですが、本当に2倍になる場合もあるんですね。これからはそういった案件があったら、とりあえず試してみたいと思います。
※両案件の承認率は同じくらいです。案件を比較する時は、単価、CVR、承認率の3つを加味して比較するようにしましょう。CVRが上がっても承認率がかなり下がるようだと売上は上がらないかもしれません。