infoドメインの「ドメインに対する廃止通知」について
今日Twitterを見ていたら、少し気になる記事がありました。見た人も多いと思いますが、取り上げておきます。
ドメインに対して「ドメインに対する廃止通知」というものがやってきました。
なんでも、スパム利用されていてブラックリストに掲載されているから、こちらで勝手に廃止するねということらしいです。
どういったドメイン名で、どのようなサイトを運営されていたのか詳細は不明ですが、ハニカムさんが仰るには普通のサイトのようです。
中古ドメインだとしたら、過去の運営者が何か悪さをしていたのでしょうか。
私自身、こういった通知をもらったことはありませんが、infoドメインだと時々こういったことに出くわしている人がいるようです。
じつは先日レジストラから突然メールがあり、その内容に驚きました。そのメールの内容を一部抜粋してみます。
「お客様ご契約の下記「.info」ドメインにおきまして、本日5月20日、該当ドメインを管理する組織(Afilias社)より、該当ドメインがスパムに利用されているとして、.infoレジストリの品質・安定性維持の目的から、ドメイン名の廃止を行う旨の連絡が届きました。」
メールの内容は、ハニカムさんと同じですね。この方も特に見に覚えはないようです。
Afilias社は、.infoドメインの公式なレジストリです。レジストリとは、各ドメイン情報のデータベースを管理している機関のことです。
ドメインは、ムームードメインやスタードメインなどのドメイン登録事業者から取得すると思いますが、その上のドメインを管理している組織から警告がくるということです。
アフィリアス(Afilias)によって停止されたinfoドメインが復活するまでの記録
- infoドメインを取得し運用を開始する
- Afilias(ドメインレジストラ)から、該当ドメインがスパム行為に利用されているとして警告が届く
- Afiliasに、正当な利用である旨を伝える
- しかしspamhaus DBLへの登録を理由に、該当ドメインが停止される
- Afiliasに異議を申し立て、登録者情報を伝える
- 異議申し立てが認められ、ドメイン停止が解除される
この方は、ドメインを停止された後に復活したようです。
異議申し立てを行い、登録者情報を開示し、真っ当に運営していることを伝えれば、復活できるようですが、なかなか面倒な作業になりそうです。
infoのサブドメインで複数のサイトを運営していて、廃止警告を受けて、全サイト移転することになってしまった人もいます。
tolewa.info へアクセスできない件について (無くなりました)
突然ドメインを廃止されてしまうと、301リダイレクトもできませんし、また一からドメインを取得して育てなければなりません。これはかなりのダメージです。
infoドメインは危険なの?
以前は、infoドメインが他のドメインと比べて格安料金になっている事が多く、スパムサイトに良く利用されていました。それを持ってinfoドメインが危険というわけではありませんが、infoドメイン側としても、スパムに使われるのは良く思っていなかったはずです。
私は基本的にはcomドメインを使っていて、infoを取ることはまずないのですが、少し気をつけておきたいですね。
新規ドメインで普通のサイトを運営している限り、突然の廃止通知はまずないと思います。中古ドメインの場合は、過去の運営履歴が影響する可能性があります。本当に過去の運営者のせいでドメインが停止されているのかは定かではありませんが・・・
仮に過去の運営歴が影響するとしたら、中古ドメインを買ったわけではなくても、偶然取得した新規ドメインが期限切れドメインで、そのドメインが前に変な人に運営されていると、あるのかもしれません。
どういったサイトが該当するのか詳しい情報が見つからなかったのでわかりませんが、infoドメインを取得する場合は、気をつけましょう。また、infoドメイン以外でも起こる事象なのかもしれません。
【追記】
廃止されてしまったドメインは、新規で取ったドメインでした。わたしも復帰されたら良いのになあ…。申告はしてもらっているところなので、そうなるように願うばかりです。
— ちゃーこ(ハニカム) (@honeycombchako) 2014, 5月 28
新規ドメインということは、やはり偶然の期限切れドメインで過去の運営者が悪さをしていたということなのでしょう。今が普通に運営されているなら、復帰できないと困りますよね。