Google検索のキーワードデータが取得できなくなる日が来る
Google検索で、GoogleアカウントにログインしていないユーザーもSSLになった事が話題になっています。どうやら8月頭にはそうなっていたようです。
これでログインしていないユーザーの検索キーワードも取得できなくなります。
当サイトの直近1ヶ月の検索キーワードを見ると59%が (not provided)になっています。
Google検索のみで見てみると、なんと84%です・・・
IT系のサイトでは軒並みこのような数値になっており、最も高いサイトでは89.16%でした。ここまでキーワードが見えなくなるともうお手上げですね。
現時点では、Google検索経由でも全てのキーワードデータが取得できないわけではないようですが、これが今後100%取得できなくなる流れなのだと思います。
非IT系サイトの状況
自動車保険のサイトですが、全体の34%が (not provided)です。
Google検索では67%となっています。
IT系サイトと比べるとまだマシですが、半分以上のキーワードが取得できていないのは悲しすぎます。
検索キーワードを元にタイトル変更する人も多いと思いますが、タイトルを変更したがために、流入数の多かったキーワードを削ってしまう可能性があるので注意が必要です。
これは、がん保険サイトの not providedの増加数と、Google検索全体のグラフです。検索全体ではあまり増減はありませんが、 not providedは8月頭にドカンと増えて、その後も順調に右肩上がっています。
サイトによっては、not provideの増加がわかりにくい場合もあると思いますが、スマホからのアクセスが多いサイトを中心に、このように8月から急増しているサイトがあります。
コンバージョンしたキーワードのデータも・・・
当然のことながらGoogle検索経由でコンバージョンしたキーワードのデータも取得できません。
先日、コンバージョンゲッターを導入しましたが、やたらGoogle検索でキーワードデータが取得できていないのが多かったのは、これが理由なんですね。
最近はアクセス解析は検索トラフィックの数しかチェックしていなかったので、 (not provided)が増えていることに気づきませんでした。
Yahoo検索の方は問題ありませんが、Google検索キーワードデータを元に分析する時は注意が必要です。
Google Search Consoleの検索クエリは、SSLに関係なく見ることができますが、表示回数のデータは正確ではなく、常に1ページ目に表示されているキーワードでないと、検索数は全く当てになりません。
全く検索キーワードがわからない世界はそれはそれで面白い気がしますが、そうなるとPPCを使ってキーワードデータを取ろうとする人が増えるのでしょうか?
WMTの検索クエリやPPCのキーワードデータが貴重になってくることは間違いないですね。アフィリエイトサイトの場合、Google AdWordsで広告を出すのが難しいのが厳しいですね。
※キーワードが見えなくなるのでAdWordsを始めましょう。的なリスティング会社の営業には注意ですね。
こんにちは、パシさん。YUTAと申します。
パシさんの情報にはいつも助けられている者です。今回もサイトを拝見させて頂きました。
Googleがこのように仕組みを変えるのは、やはり不正行為が増えたからなのでしょうか。
話題は変わりますが、「Google Web Designer」が登場してウェブデザインが楽になりそうです。ただその反面、一層自分のサイトの個性を発揮する必要がありそうです。まは訪問します。
こんにちは。
検索ユーザーのプライバシーの観点が強いと思いますが、いくつかの理由があると思います。
再び投稿します、YUTAです。
パシさん、お答えありがとうございます。
なるほど、Googleはユーザの情報を保護するための改良が多いわけですね。変化を予想することはできませんが、私も注意深く仕組みの変化を観察したいと考えています。