PPCアフィリエイト初心者がやりがちな10の失敗例

このエントリーをはてなブックマークに追加

Yahooプロモーションの利用を開始したが早くも一時中止」でも書いたように、先月からPPCを開始しました。

「自動車保険」の部分一致で広告を出して、除外キーワード設定をしていなかった為、商標名で広告が出てしまったり、自転車保険などの成果に繋がらないキーワードばかりクリックされて、予算を消費してしまいました。

あまりに初心者過ぎてすぐに利用を中止しましたが、その後、@minisu777さんにお願いして基本的な部分を教えてもらい、現在また運用を再開しています。

このブログも書くことが無くなってきたので、PPCアフィリエイトについても書いて行きたいと思います。超初心者のため、間違っている事もあると思いますが、その時はコメントなどで教えて頂けると助かります。

AdWordsの審査に落ちる

Google AdWordsは利用していませんので、これは私自身で体験したことではありませんが、AdWordsでは、普通のアフィリエイトサイトでは審査をパスすることができません。

単に商品を紹介するだけではなく、商品の並べ替えができるようにしてオリジナリティを出したり、他の部分でも個性を出さないと難しいようです。

Googleで検索して広告を出しているアフィリエイトサイトを見ると、どのようなサイトが審査をパスするのかがわかります。私は今のところ、AdWordsを利用する予定はありません。

※広告を確認するために広告をクリックするのは不正行為ですので、リンク先URLをコピーして、確認しましょう。

ヤフプロでランキングサイトの広告が停止

Yahooプロモーションでは、アフィリエイトサイトでも広告を出すことができますが、ランキングサイトはNGとなっています。

ランキングを掲載する時には、根拠を示す必要があり、アフィリエイトサイトで、自分の都合で並べられたランキングでは完全にNGです。

Yahooプロモーション広告掲載ガイドライン

サービス運営者により、ランキング等の順位付けをする場合は、以下の事実を明らかにし、ランキングの根拠を明確にすること

1. 調査の目的(企画、意図、実施者など)
2. 調査の方法(母集団数、有効回答数、調査対象者や地域の選定方法、調査の実施時期など)

商品を並べること自体は問題ありませんが、1位、2位などの順位を付けることは禁止されています。

かなり前にランキングサイトが禁止されたことがニュースになった記憶がありましたが、完全に忘れていました。

対象外キーワードを設定せずにASP(広告主)に怒られる

これは初心者がやりがちな失敗だと思います。

広告主の名前や商品名でPPCを出すことは禁止されています。認めている広告主、部分一致であれば認めている広告主、特定のアフィリエイターに限り認めている広告主もいますが、基本的には駄目だと思っておいた方が良いでしょう。

私も、単一ワードの部分一致で設定した際に、対象外キーワード(除外キーワード)を設定しておらず、商標名で広告が出てしまいASPに注意を受けました。

通常のキーワード設定では、単一ワードの部分一致にすると、拡張されてあらゆるキーワードが対象になりますが、対象外キーワードの部分一致では、指定したワードが含まれないワードは対象にならないようです。

リンク先ページのURL設定をせずGAでデータが取れない

これは前回の記事で解説しましたが、Googleアナリティクスでヤフプロのデータを取るためには、ヤフプロの広告グループを作る際のリンク先設定で、パラメータを付与しなければなりません。

Googleアナリティクス「URL作成ツール」

  • キャンペーンのソース・・・yahoo
  • キャンペーンのメディア・・・cpc
  • キャンペーン名・・・yahoo_camp

設定すると、GAのキャンペーンや有料検索などでヤフプロ経由の流入データが確認できます。

image03

セカンダリディメンションをキーワードにすれば、キーワードデータが見られます。ヤフプロで見られる検索クエリは表示されるまでに2~3営業日かかるようです。それまでの間に無駄なキーワードがあると、予算の無駄遣いになってしまいますので、私はGAで確認して、除外設定しています。

CV測定ができず貢献しているキーワードがわからない

これも前回の記事で解説したことですが、アフィリエイトサイトは、ゴールが広告主のページになるため、コンバージョン測定が非常に難しいです。

  • ASPが用意している測定ツールを使う
  • 広告主にコンバージョンタグを設置してもらう
  • 有料ツールを使う
  • 中間CV測定する

色々なやり方がありますが、ASPが用意しているツールを使うとデータを使われる危険性があり、有料ツールではデータが取りきれないようで、中間CV測定では、本当のCVがわからず、広告主にタグを設置してもらうのは相当稼いでいないと難しいでしょう。

個人的にはASPにキーワードを抜かれるのは気になりませんが、アフィリエイトサイトのCV測定では、完璧なCV測定は難しく、ある程度妥協することも必要になってくるのでしょう。

有料ツールでは、コンバージョンゲッターが有名です。私も試しに使ってみました。

ちなみにツールがあるASPは、アクトレ、ジャネット、アフィリエイトBなどです。アフィリエイトBは最近提供を開始したばかりのようです。なお、ASPのツールや有料ツールは精度が悪い物もあるようです。100%信用しないように注意しましょう。

広告タイトルで使ってはいけない記号を使ってしまう

広告タイトルや広告分では使って良い文字や記号が決まっています。

使える記号については、「4. 使用可能な記号種別」に書かれています。

ちなみに、半角の「<>」は使うことができません。広告プレビューを見ていれば分かりますね。

※使用可能な記号種別が変更になるようです。使えなくなる記号がありますので、注意しましょう。(広告入稿規定(使用可能な記号種別)の変更

単一ワードの部分一致で無駄なクリックが発生する

キーワードの指定方法は、「完全一致」「フレーズ一致」「部分一致」「絞り込み部分一致」の4つがありますが、部分一致には拡張機能があり、単一ワードの部分一致を指定すると、ほとんど関連性がないようなキーワードも対象になることがあります。

»Yahooプロモーション「キーワードのマッチタイプとは」
»リスティング広告初心者の為の運用ガイド「キーワードの選び方」

始めはフレーズ一致と部分一致の違いや、それぞれの特性に悩まされるかもしれません。

全て完全一致にすれば良いのですが、それだと自分が予測していなかったキーワードでの流入が期待できません。始めは部分一致を活用し、徐々に絞り込んでいくのが良いとされています。全くCVに貢献しないワードは随時、対象外キーワードに設定します。

キャンペーンを一つにして特定ワードに予算を食われる

広告の予算は、アカウント全体とキャンペーンごとに設定することができますが、キャンペーンを一つにして、その中にグループを沢山作ったり、沢山のキーワードを設定した場合、特定の検索ワードに予算のほとんどを消化されてしまう可能性があります。

キャンペーンは、いくつかにわけるのが基本です。

  • CVRが良いワードと悪いワード
  • 固有名詞と一般名詞
  • 検索数が多いワードと少ないワード
  • 配信地域を分けて配信する時

このような形でキャンペーンを分けます。

キャンペーンを分けていても、特定のグループや特定のキーワードに予算を食われることもありますので、随時チェックが必要です。

部分一致ワードに予算を食われ過ぎている時は、完全一致ワードの単価を高めにして、部分一致ワードの単価を低めにすると良い感じになります。ただ、低すぎると部分一致が全然拾われなくなるので注意です。

単価設定が低すぎて掲載順位が上がらない

広告掲載順位は、品質インデックス(品質スコア)、単価で決まりますが、単価設定が低すぎると掲載順位が低くなるため、一向に広告が表示されないことがあります。

品質インデックスはクリック率の要素が大きいようで、タイトルに記号を入れたり、キーワードと広告タイトルを合致させて太字にするために、グループを細かく分ける必要が出てくる時もあるでしょう。(1キーワード1広告グループが理想?

»Yahooプロモーション「品質インデックスを上げるには」
»「掲載順位が上がってクリック率が上がると品質スコアも上がる」の間違い

広告文が悪いと単価を上げても、その順位におけるクリック率が低くなるので、品質スコアが下がります。単価を上げれば良いというわけではありません。

しかし、明らかに単価が低い場合、全く広告が表示されないことがあります。

image02

入札価格をクリックした時に、このような画面が表示された場合、単価が低いということになります。

あくまで目安ですので、「1ページ目掲載に必要な入札価格」に完全に合わせる必要はありませんが、この価格が800円なのに、実際の設定額が100円だとしたら、いつまで経っても広告は表示されないでしょう。

単価の感覚は、掲載順位を見ながら経験で積んでいくしか無いと思います。私もまだ良くわかっていません。

単価を上げてもインプレッションが増えない

image01

単価も品質インデックスも問題ないのに、インプレッションが全然増えない時があります。インプレッションが増えなければ広告はクリックされません。

これは完全一致キーワードでやりがちなことですが、単純にそのワードの検索数が少ない、もしくは無いということです。

平均掲載順位が高いのにインプレッションが増えない場合も、良い位置に表示されているけど、そのワードで検索する人が少ないので、インプレッションが増えません。

なお、広告掲載当初に、品質インデックスが「-」になることがありますが、これは時間が経てば直るはずです。

Yahoo!プロモーション広告を利用する

このエントリーをはてなブックマークに追加
afb
当サイトイチオシのASPです。支払いサイクルが他よりも早く、稼いでいる人からの評判がとても良いです。afbのおすすめポイント

コメント

  1. かとき より:

    いつも楽しく拝見しております。

    ふと疑問に思ったのですが、
    法人化はお考えではないのでしょうか?

  2. パシ より:

    ありがとうございます。

    来年辺りにできたらいいなと思っています。

  3. ポッター より:

    はじめまして ポッターです。いつも有益な情報を有難うございます。

    パシさん、アドセンスのWebレスポンシブのベータについての記事を書いて頂けると非常に助かります。ココを見てからじゃないと実践しないようにしているので^^;

  4. パシ より:

    はじめまして。

    正直AdSenseに対する興味が無くなっていて、AdSenseに関する記事を書く気が湧きません。

    レスポンシブに関してはもう既にどなたかが書いていると思いますので、探してみてください。

サブコンテンツ

このページの先頭へ