ブランディングやリピーターの事を考えていないサイトはダメ
色々なアフィリエイトサイトを見ていると、ブランディングやリピーターの事を考えていないサイトが多いなと感じます。
ブランディングを阻害する要素としては、サイト名がない、運営者情報がない、デザインがテンプレートのまま、情報にオリジナリティがないなどが挙げられますが、個人的に特に気になるのがサイト名が無いサイトです。
検索エンジン経由で訪問してきたユーザーに、その場で商品を買ってもらえるのであればそれで良いのかもしれませんが、サイトの知名度を上げたり、リピートしてくれるユーザーのことを考えると、ユニークなサイト名があった方が良いに決まっています。
ビッグワードで1位をキープしていればサイト名がなくても、ユーザーは簡単にそのサイトに再訪することができますが、そのキーワードで永遠に1位にいる事は不可能です。
ブランド名検索ユーザーはサイトをくまなく見てくれる
これは、当サイトの1ヶ月の流入検索キーワードです。(not provided)が多いのですが、確認できるキーワードで最も多いのが、サイト名の「アフィリエイト野郎」です。正直、なぜこんなサイト名を付けたのかは憶えていないのですが、多くのユーザーにサイト名が認知されている事は間違いありません。
訪問別ページビューや訪問時の平均滞在時間を見ても分かるように、サイト名で検索して再訪してくれるユーザーは、長い時間サイトに滞在し沢山のページを見てくれています。偶然、検索している時に見かけた場合と指名して訪れた場合とでは、全然モチベーションが変わってきます。
これは、先ほどの流入検索キーワードを「野郎」でフィルタリングしたものですが、月に400人もの人がサイトを指名して訪問してくれている事になります。サイト名が無かったら、この何割かは逃していたかもしれません。
ブラウザのお気に入りやソーシャルブックマークなどから直接訪問するリピーターもいますが、サイト名などを検索して訪問するリピーターも多いのです。新規ユーザーが、またあのサイトに行きたいと思った時に、簡単に訪問できるキーワードを用意しておくことは大切です。
Googleでは検索キーワードが取得できなくなっており、2015年8月からはYahooでも検索キーワードが取得できなくなっていますので、これからはアクセス解析のキーワードデータは役に立たなくなるかもしれません。
Google Search Consoleであれば検索クエリでキーワードデータが見られます。
Google Search ConsoleとGoogleアナリティクスを連携させれば、検索クエリがアナリティクスうでも見られるようになります。
ブランディングには時間がかかる
ユニークなサイト名を付ければブランディングできるというわけではなく、何度もサイトに訪れたり、ソーシャルなどで他の人がそのサイトについて言及しているのを何度か見て認知する事もありますので、サイトのブランディングには時間がかかります。
これは、サイト開設から2年間の「アフィリエイト野郎」というキーワードの検索数の推移です。当然のことながらサイト開設直後はサイト名で検索するユーザーはほとんどいません。
途中からGoogleのキーワードが取得できないようになりましたので、そのせいで伸びが緩やかになっている部分がありますが、それが無くても指名検索というのは、一気に増えるものではありません。情報を発信し続けることで、徐々に徐々に浸透していきます。
ブランディングで差をつける
アフィリエイトサイトはブランディングを考えていないサイトが本当に多いです。有名なアフィリエイターさんのサイトや、稼いでいると言われるサイトでもサイト名がないという事は珍しくありません。
アフィリエイターがやっているブログを見ても、サイト名がない場合が多いですよね。アフィリエイトについて書かれているブログを確認してみてください。ビックリするほどサイト名がありません。
ユニークなサイト名がブランディングの全てではありませんし、稼いでいるのであればブランディングができていなくても問題ないとも言えますが、ASPアフィリエイトの場合、サイトに何度も訪れた上で商品購入に至るユーザーも多いものです。
アフィリエイトサイトに限らず、サイトを作る時はブランディングやリピーターの事を考えて、わかりやすいサイト名を付けて、サイト上の目立つ位置に表示して、ユーザーに印象付けるようにしましょう。1~2年もすればファンが増えているかもしれません。