PVを増やすために重要になるサイト内部のこと
ユニークアクセスが無ければPVは増えないので、ユニークアクセスを増やす事は大切ですが、同じくらいPVを増やすことも大切です。今回は、サイト内部の修正によりPVを増やす方法について解説します。
PVを増やすために大切なことは、以下の5つです。
この他にも、記事の下に関連記事を表示する、サイドバーに新着記事や人気記事を表示する、ページネーションを設置するなどがありますが、今回はこの5つを掘り下げてみます。
ちなみに、当サイトの訪問別PVは3.01となっています。個人的にはどのサイトでも訪問別PV3以上を目標にサイトを作っています。今回の記事は、訪問別ページビューを上げるための対策方法という事になります。
サイトのジャンルやタイプによっては実行することが難しいこともあると思いますが、何かのヒントになれば幸いです。
記事の質を上げる
まずは何と言っても、ユーザーがランディング(閲覧開始)した記事の質が高くなければ、他の記事も読んでみようという気持ちになってもらえませんので、各記事の質を上げることが基本となります。
毎日のように記事を書いていると、手抜きの記事だったりテキトーになってしまう記事も出てくるのですが、そういった記事をそのサイトの中で初めて見るユーザーもいるわけです。そのユーザーにとってその記事の評価=サイトの評価です。
どの記事がランディングページになっても良いように仕上げておくのが理想的ですが、そうは言ってもすべての記事の質を高めるのは難しいと思います。ただ、記事を何百、何千と書いていると、80点ぐらいの記事であれば大して手間や時間をかけずに書けるようになります。
100点の記事が1つあっても残りが50点以下の記事ばかりでは意味がありません。PVを増やすためには、サイト内の記事の平均点を上げる事が大切です。
記事の質を上げるためには、とにかく沢山の記事を書いてください。沢山の記事を書いているにも関わらず、評価される記事が書けない人は、おそらく自分の記事や他人の記事を読んでいません。良い記事を書くためには、沢山の記事を読んで沢山の記事を書く必要があります。
沢山読んで沢山書いて、それでも良い記事が書けない場合には・・・・・諦めた方が良いかもしれません。でも、どんな人でも数をこなせばそれなりの記事は書けるようになります。
本文で過去記事を紹介する
記事の下に関連記事を自動表示しているサイトは多いですが、記事の本文から過去記事へのリンクを張っているサイトは意外と少ないものです。中には続き記事なのにも関わらずリンクを張っていないサイトもあります。
先程も述べたように、ユーザーはどの記事を最初に目にするかはわかりません。どの記事から読み始めたとしても、その記事の関連記事や続き記事を読めるようにしておく必要があります。
本文からリンクを張らない人の多くが、「張るのが面倒」、「過去記事を探すのが面倒」という理由を挙げます。張るのが面倒というのは、もう問題外なのでどうすることもできませんが、過去記事を探すのが面倒というのは、Googleカスタム検索を導入すれば解決できます。
»WordPressのサイト内検索にGoogleのカスタム検索を使う方法
»Googleカスタム検索とAdSenseのIDを紐付ける方法
設置するのに少し手間がかかりますが、一度設置してしまえば基本的にメンテナンスは不要です。WordPressの検索機能は、そのキーワードを含むページを新着順に拾うだけですが、Googleはそのキーワードに適したページを拾っていきますので、過去になんとなくこんな記事を書いたという事を憶えていれば、お目当ての記事は直ぐに見つかるはずです。
過去記事のまとめページを作る
これは個人的に最も重要だと思っているのですが、過去記事をまとめたページを作ることで、PVアップと訪問者がリピーターやファンになってくれる効果が期待できます。
当サイトで言うと以下の様なページのことです。
全て過去記事のまとめページで、ヘッダー部分のグローバルメニューとしてリンクを張っています。
グローバルメニューに目が止まり、このページを見てもらえれば、高確率でリピーターになってくれる気がしています。1度で読みきれる量ではありませんので、何度も足を運んでくれる可能性があります。
何度も足を運んでくれることでファンになってくれます。サイトがその人に認知されることで、被リンク獲得のチャンスも生まれますので、過去記事を読んでもらうことはとても大切なことです。
まとめページは、カテゴリ分けしておき、良い記事が書けた時に追加していきます。まとめページに載っている記事は、できれば定期的に更新したいのですが、更新が難しい場合には、新しい記事をまとめページの上部に持っていくような構成にするのが良いと思います。
カテゴリーを整理する
サイドバーには新着記事、人気記事、カテゴリー、タグなどのリンクを並べていると思いますが、個人的に重要視しているのがカテゴリーです。興味を持ったカテゴリーの記事を何ページも見てもらえる可能性があります。
カテゴリーは親カテゴリーと子カテゴリーに分類し、わかりやすい名前を付けておきます。あとで変更することが無いように、サイトを作った段階である程度のカテゴリーを作っておきます。記事を書く過程で属するカテゴリーがないという場合には、新しいカテゴリーを作ります。ただし、1度や2度しか使わないようなカテゴリーは作らない方が良いでしょう。
カテゴリーの中から気になる記事だけ読んでいくユーザーも多いので、カテゴリーページは抜粋表示にしておくのが良いと思います。タイトルリンクのみを並べる形でも良いかもしれません。
ファーストビューに広告を置かない
ファーストビューに広告があると離脱率が上がる可能性がありますし、検索エンジンからの評価を下げられてしまう可能性があります。
特にファーストビューのコンテンツ部分に広告を置くのは避けた方が良いかもしれません。私自身、最近タイトル直下の広告を外したばかりですが、やはりコンテンツを見る前に広告を見せられるというのは、訪問者にとっては嬉しくありません。
AdSenseであればそれほど離脱率に影響がないのと、ファーストビューの広告がどれだけSEOに影響があるのかはわかりませんが、無い方が良いことは間違いありません。
広告収入との兼ね合いになりますので、絶対に置かない方が良いというわけではありませんが、私は、基本的にファーストビューの広告は置くとしてもサイドバーのみにしています。サイドバーも外せるようであれば外した方が良いでしょう。