WordPressのテーマファイルにAdSenseを貼る時の位置
WordPressサイトでAdSenseをやっている方も多いと思いますが、広告をどの位置に貼れば良いのかわからないという質問を時々頂きます。
投稿画面に直接張っても良いですし、AdSense Managerというプラグインを使えば、好きな場所に簡単に指定したAdSenseコードを貼ることができますが、毎回貼る手間を考えてサイトのテンプレート部分に張っている人が多いと思います。
テンプレート部分に張っておけば、広告サイズを変更するのも簡単です。AdSenseの成果を上げるためには、広告を貼る位置やサイズを何度もテストする必要がありますが、記事内に直接コードを貼り付けてしまうと、全ての記事のコードを張り替える必要が出てきます。
AdSense Managerを使えば記事内に貼った広告をまとめて変更することができますが、貼り付けた場所を変更するためにはやはり手間がかかります。そう考えるとテンプレート部分に貼り付け、いつでも簡単に全ての広告が変更できたほうが良いのではないでしょうか。
WordPressのテーマファイルにAdSenseを貼る
テーマファイルを見れば貼る位置はすぐに分かると思いますが、初心者の方向けにパシブログを例にあげて解説します。
パシブログは、WordPress3.4のデフォルトテーマであるTwenty Elevenをカスタマイズして使っています。
現在、この3箇所にAdSenseを張っています。全てテーマファイルに貼り付けているものです。ちなみにサイドバーとタイトル下がレクタングル中で、記事の最後がレクタングル大です。あと固定ページの下にも張っています。(タイトル下のレクタングル大とSNS投稿ボタンの効果)
テーマファイルの編集方法
私はDreamweaverでテーマファイルを編集していますが、テキストエディタで修正している人やWordPressの管理画面から修正している人も多いと思います。
管理画面から編集する場合は、「外観 ⇒ テーマ編集」から行います。右側のテンプレートという部分にファイルが並んでいますので、編集したいファイルを選び、編集し「ファイルを更新」すればOKです。なお、修正したファイルを元に戻すことはできませんので、ご注意ください。
- サイドバー:サイドバー(sidebar.php)
- タイトル下と記事下:単一記事の投稿(single.php)
- ページの下:固定ページのテンプレート(page.php)
サイドバー(sidebar.php)
サイドバーは
<div id="secondary" class="widget-area" role="complementary">
と
<?php if ( ! dynamic_sidebar( 'sidebar-1' ) ) : ?>
の間に張っています。
これでサイドバーの上部にAdSenseが表示されます。コードをそのまま貼っただけだと、広告の周辺に余白が無いので、CSSで調整するのが良いでしょう。AdSenseコードをdivで囲ってクラス指定して、CSSで余白やマージンを取ればOKです。
Twenty Elevenの場合は、CSSファイルはテーマ編集画面のスタイル(style.css)で編集可能です。
サイドバーウィジェットを使う
私はテーマファイルに張っていますが、サイドバーウィジェットを使ってもOKです。ウィジェットであれば、サイドバーの真ん中や下など好きな場所に表示することができます。
タイトル下(single.php)
わかりづらいですが、
<h2 class="entry-title"></h2>
と
<?php the_content(''); ?>
の間に貼ればタイトルの下に表示されます。
タイトル下についてはAdSenseのポリシー違反を受けやすい位置ですので、タイトルとの余白をしっかり取り、線を引くかラベル表記をするなどタイトルと広告に関連性が無いことをはっきりさせるようにしてください。
「広告」や「スポンサーリンク」といったラベル表記をしておくのが安全だと思います。
記事下(single.php)
記事下は、
<?php the_content(''); ?>
の下に貼れば記事の最後に表示されます。
記事下の注意点としては、関連記事リンクを表示する場合、通常のやり方だと関連記事の下にAdSenseが表示されてしまうことです。それでも特に問題はないのですが、クリック率を上げたいのであれば、記事と関連リンクの間に差し込むのが良いでしょう。
関連記事リンクの位置を調整する方法
WordPressの関連記事表示プラグインとしては、YARPPかSimilar Postsを使っている人が多いと思いますので、この2つで解説していきます。
- コンテンツ部分の下にAdSenseを貼る
- プラグインによる関連記事自動表示を止める
- テーマファイルに関連記事表示コードを貼る
この手順で記事と関連リンクの間にAdSenseを表示することができます。
YARPPの場合
YARPPの管理画面の「表示設定」の中に「自動的に関連記事を表示する」という項目がありますので、これをOFFにします。こうすることで、関連記事リンクが表示されなくなります。
AdSenseに限らず任意の場所に関連記事リンクを表示したい場合のやり方ですが、
テーマファイルに「<?php related_posts(); ?>」というコードを貼ると、その場所に関連記事が表示されるようになります。
管理画面で自動表示を停止し、single.phpの「<?php the_content(''); ?>」の下にAdSenseコードを貼り、さらにその下に関連記事用のコードを貼ればOKです。
Similar Posts
Similar Postsの管理画面の「Placement」の「Output after post:」をNOにすると自動表示をOFFにすることができます。
そして、single.phpの「<?php the_content(''); ?>」の下に
<h3>関連記事</h3>
<?php similar_posts(); ?>
を貼り付ければ関連記事が表示されます。
<?php the_content(''); ?>の下にAdSenseコードを張っておき、その下に関連記事のコードを貼ります。
以上が記事の下にAdSenseを表示する方法です。記事下のAdSenseについても周りの文章との距離が近くなり過ぎないように注意しましょう。