AdSenseのパフォーマンスレポートの見方
AdSense管理画面のレポートの見方では、ホーム画面の見方を解説しましたが、AdSenseで最も重要になってくるのがパフォーマンスレポートです。
AdSenseに登録したらコードを取得して、全てのサイトの全ての位置に同じコードを貼り付けてしまう人も多いのですが、それではどのサイトのどの広告が収益を上げているのかを見ることができなくなります。
広告一つ一つの成果を見るためにはカスタムチャネル設定が必要になります。全ての広告に対して設定するのは手間なのですが、カスタムチャネル設定は、広告主へのアピールにも繋がりますので、必ず設定するようにしましょう。
パフォーマンスレポートの見方
一般的なレポート
これがパフォーマンスレポートの「一般的なレポート」の画面です。日、週、月でレポートが切り替えられ、日付指定することで、特定の期間のレポートを見ることも可能です。
Googleアナリティクスと同じように過去との比較もできるようになっています。
プロダクトやチャネル
「プロダクト」とは、コンテンツ向けAdSense、検索向けAdSense、フィード向けAdSense」などの分類のことです。それぞれのデータを確認することができます。
「カスタムチャネル」はチャネル設定している場合に確認することができます。私は全てのサイトの全ての広告に対してカスタムチャネル設定を行なっています。ただ、広告ユニットごとのデータは別で見られますので、それぞれに異なる広告コードを張っている場合には、カスタムチャネル設定しなくても良いかもしれません。
「URLチャネル」については、特定のドメインやURL単位でデータを確認したい場合に設定しますが、「サイト」という項目ができたことで、設定する人は少なくなっていると思われます。
ただ、URLチャネルはディレクトリ単位やページ単位で設定できますので、ドメイン内に複数のサイトを展開している場合や、サイト内にブログを開設している場合などは、成果を分けて確認できた方が良いと思います。
「国」というのは、国ごとのデータのことで、「プラットフォーム」は、デスクトップ、携帯、タブレットごとのデータが見られます。
広告ユニットなど
「広告ユニット」は、AdSenseコード別のデータで、「広告サイズ」は、サイズ別のデータ、「広告タイプ」は、画像やテキストなどのタイプ別のデータが見られます。
「広告ネットワーク」は、AdWordsやCriteo、So-net Media Networks、MicroAdなどのネットワーク別のデータが見られます。AdSense=AdWordsだと思っている方も多いですが、AdSenseでは色々なネットワークの広告が表示される可能性があります。
圧倒的に多いのがAdWordsですが、他のネットワークの広告も意外とクリックされていることが分かります。
「ターゲットのタイプ」は、コンテンツ、インタレストベース、プレースメント別のデータが見られます。コンテンツというのが、サイトと関連性のある広告のことで、インタレストベースが、その訪問者が興味を持ちそうなジャンルの広告のことです。
プレースメントターゲットは、広告主が自分のサイトを指名して広告を載せている状態です。一般的にCPCが高い傾向がありますが、広告リクエスト数としては最も低くなりますので、クリック数も低くなります。
これは、直近1ヶ月分のターゲットのタイプ別のグラフなのですが、インタレストベースがこんなに多いとは思いませんでした。関連性がありさらにその人が興味があるジャンルの広告もあると思いますが、サイトと関連性がなくても、その人が興味を引く広告であれば大いにクリックされるということですね。