AdSenseの報酬の目安とクリック率が低い場合の対処法
今日は読者の方から頂いたAdSenseに関する質問への回答記事にしたいと思います。個別質問への回答ということはやっていませんが、特に書きたいネタがないので活用させて頂きます。
※質問内容は以下のとおりです。文章は一部修正しています。
サイトのアクセスが一日にどれだけあると、AdSenseのクリックでだいたいいくらぐらいの報酬が得られるなどの目安、統計などはありますでしょうか。
また、アクセスは多くても、クリックがほとんどない状態が続く場合の対処方法、アドバイスなどありましたら、教えてください。
これは、疑問に思っている人が多いかもしれません。
1つめの質問が、アクセス数とAdSense報酬の目安。2つ目の質問がアクセス数が多いのにAdSenseがクリックされない時の対処法という事ですね。
質問を2つにわけて回答していきます。
アクセス数とAdSenseのクリック数や報酬額の目安
先に回答を述べると、
「サイトごとに全く違うので目安を提示するのは難しい」
という事になります。
これはGoogle AdSenseセミナーで、Googleの中の人も仰っていましたが、本当にサイトのジャンルや中身、デザイン、AdSense広告の大きさや配置、種類などによって報酬額は全く変わってくるものなので、目安としておおよその数字を出すことすら難しいと思います。
AdSenseの報酬は、「クリック単価×クリック数」で決まります。クリック単価にはスマートプライシングという要素も加味されますので、同じジャルのサイトに同じ大きさの同じ広告が表示されたとしても、その広告がクリックされた時の報酬額は、サイトごと(アカウントごと)に異なります。
クリック率は、ネット初心者が多く来るサイトでは高く、ヘビーユーザが多いサイトでは低くなる傾向がありますが、クリック単価が高ければクリック率は悪くても報酬は多くなります。1PVあたり0.3円のサイトもあれば、1PVあたり3円のサイトもあるでしょう。
ですので、目安というものを示すのは難しいですし、それを気にする必要はありません。自分のサイトにとっての最大値を求めるためにサイトに修正を加えたり、広告の種類や配置を考えてみる必要があると思います。
アクセス数が多いのにクリック率が低い場合の対処法
これは、比較的良く頂く質問です。
回答としては、
「データを見ながら試行錯誤を繰り返す」
という事になります。
クリック率が低い時の原因として考えられるのは以下の6つです。
- 広告がクリックされにくいジャンルのサイトである
- サイトの質が低く、広告を見ずに直帰するユーザーが多い
- アクセスの質が悪く、しっかりサイトを見てくれるユーザーが少ない
- 広告の配置や大きさ、種類が悪く広告がユーザーの目に留まらない
- 広告がデザインに溶け込みすぎていてユーザーの目に留まらない
- 広告内容がサイト(ページ)とマッチしていないのでクリックされない
他にも理由は考えられますが、パッと思いつくのはこの6つでしょうか。そもそもの問題として、アクセス数が多いと思い込んでいるだけで、実は全然多くないという事がありますが、それは置いておくことにします。
そのサイトの理由がどれに当てはまるのかは色々と調べてみないとわかりませんし、サイトを軽く見ただけでは問題点がわからない可能性もあります。全く問題はなく、今のサイトにとって今の報酬が最大値という可能性もあります。
アクセス数が多いのにクリック率が低い場合にやるべきことは、広告の配置や種類を変更し、実際のクリック率の変化を見ながら試行錯誤を繰り返すことです。どういった広告をどこへ載せれば良いのかということは、実際に何度もテストしてみないとわかりません。
以前、「ブログに最適なAdSense広告の場所・サイズ・種類を考える」という記事の中で、ブログでクリック率を高めるための方法に関して書いていますが、これが絶対的な答えというわけではありません。あくまで自分のサイトでの答えを出すためにテストが必要なのです。
また、クリック率が上がっても報酬が増えるかはわかりません。基本的にはクリック数に応じて報酬は増えていきますが、単価の低いジャンルでは思ったように報酬が増えませんし、クリックするユーザーが増えたとしてもスマートプライシングが下がってしまっては、報酬は増えません。
報酬の目安がないように、そのサイトにとっての報酬の最大値がいくらなのかはわかりませんが、テストを繰り返す中で、大体の値がわかってくると思います。
何年もAdSenseを利用してAdSenseに詳しいバズさんであっても色々とテストをしています。
とにかく悩んでいる暇があったら、テストをした方が良いと思います。もちろんサイト自体に問題があることもありますし、短期間のテストでは間違った答えが出る可能性も高いですので、良いサイトを作りつつ、何度もテストを繰り返す事が大切です。