アドセンス収入を増やすために重要な3つのこと
最近はAdSenseを利用しているブログが増えて、AdSenseをクリックすることに対するユーザーのハードルが下がっているような気がしていますが、それでも毎月満足のいく収入を得られている人は少ないと思います。
私自身、AdSenseを始めて3~4年経過し、本気でAdSenseを勉強し始めて1年以上が経ち、自分の中でAdSense収入を増やすために重要となるポイントがわかってきたので、簡単にまとめておきたいと思います。
欠かすことができない最重要と言える項目がこの3つです。どれが重要なのかということではなく、全て重要です。超基本的なことですので、ある程度AdSenseをやっている人にとっては当然のことなのですが、初心者の方の場合、どれかが欠如していることも少なくありません。
1. サイトのジャンル
AdSense(アドワーズ)にはキーワードごとにクリック単価というものがあり、単価の高いジャンルと低いジャンルに分かれます。広告の種類や大きさ、スマートプライシングによっても報酬単価が変わってきますが、それよりもジャンルによる部分が大きいと言えます。
単価の低いジャンルの場合、どれだけアクセスを集めても、どれだけクリック率を高めてもあまり収入は増えないでしょう。月に数十万、数百万という爆発的なアクセスを集めることができれば話は別ですが、一般的なサイトの場合、ジャンルによる部分が大きいと思います。
これは、直近30日間のCPC(クリック単価)の差ですが、サイトごとにCPCが全然違うことがわかると思います。上の3つのサイトは同ジャンルのサイトでCPCが高めですが、一番下のサイトは低いですよね。CTR(クリック率)やクリック数はダントツで高いのですが、トータルの収益では最も低くなっています。
クリック率はもちろん大切ですが、単価が低いとどうしようもないというのが私の感想です。スマートプライシングによって多少単価は上げられますが、ベースの単価が20円のものを100円にすることは不可能です。場合によってはベース単価が10円以下になることもあるでしょう。こういったジャンルで頑張るのは厳しいものがあります。
クリック率が低いジャンルでも単価が高ければアクセス数を増やせばなんとかなります。単価が低くても良いからクリック率の高そうなジャンルを攻めるのも良いのですが、個人的には単価を重視した方が良いと思っています。
2. アクセス数を増やす
AdSense収入は、基本的にはアクセス数に比例して増えていきます。アクセス数が多くなれば必然的にクリック数が増えますので、AdSense収入は伸びていきます。高単価のジャンルだとしても広告がクリックされなければ意味がありませんので、アクセス数を増やさなければなりません。
その際、ビッグワードやミドルワードで上位表示する必要はありませんが、TwitterやFacebook、はてなブックマークなどのソーシャルサイト経由のアクセス数を増やしてもあまり、クリック数は稼げないかもしれません。
アクセスにも質というものががありますので、広告をクリックしてくれるユーザーを増やす必要があります。最も質が良いと感じるのが検索エンジン経由のアクセスです。コンバージョン率で考えると関連サイトからのリンク経由というのが最も高いのかもしれませんが、絶対数が全然違いますので、やはりターゲットは検索ユーザーです。
検索エンジンからのアクセス数を増やすためには、サイトのページ数やテキスト量を増やし、SEOを実施するしかありません。誰にでも実践可能なロングテールSEOでどんどんアクセスを集めていきましょう。
3. 広告のテストを繰り返す
単価の高いジャンルで質の良いアクセスを集めることができても、実際に広告をクリックしてもらえなければ収入には繋がりません。クリック率を高めるために重要になってくるのが以下の3点です。
- 広告の場所
- 広告の大きさ
- 広告の種類
重要だと思う順に上から並べています。まずは何と言っても広告を載せる場所です。一般的にクリック率が高い広告でも設置する場所を間違えると全くクリックされません。
以前、「ブログに最適なAdSense広告の場所・サイズ・種類を考える」という記事の中で、配置について述べましたが、これはサイトによって変わってくるものですので、自分のサイトでテストを繰り返す必要があります。
特にブログと非ブログでは、最適な場所が全く異なる可能性がありますので、自分のサイトにとって最適な場所を見つけるためにテストを繰り返します。最適な場所が見つかったら次に最適な大きさを考えます。
場所によって載せられる最大のサイズが変わってくると思いますが、基本的にはその場所に載せられる最大サイズの広告で良いと思います。レクタングル大とレクタングル中とでは、クリック率に差がないという話もありますが、大が載せられる場所であれば大で良いでしょう。
基本的には、「レクタングル大(中)」「ビッグバナー」「ワイドスカイクレイパー」で考えるのが良いと思います。ただ、私のサイトにおいては、ビッグバナーやワイドスカイクレイパーとの相性が良くありませんでした。サイトによってはバナーやスクエアが効果的な場合もありますので、とにかく何度もテストしてください。
場所と大きさが決まったら、あとは、広告の種類(広告タイプ)です。基本的には、デフォルトである「テキストとイメージ/リッチメディア広告」で良いと思いますが、全てのサイトの全ての場所においてこれが最適だとは思いません。
一般的にテキスト広告の方がクリック率が高くなります。イメージ広告ばかり表示されて、ほとんどクリックされないようでは意味がありません。逆にテキストよりもイメージの方がクリック率が高まる事もあります。何が最適なのかはテストしてみないとわかりませんので、元々のクリック数が少ない場合には、月単位などの長期スパンでテストすることをお勧めします。
また、テキストにする場合には、タイトルリンクや文章、URLの色の調整も必要です。基本的には、サイト内で使われている色と同一で良いと思いますが、これもテストして確かめてください。
※テスト結果を見るために必ずカスタムチャネル設定し、どの広告がどれだけクリックされているのかを把握するようにしてください。カスタムチャネル設定していないとテストの効果がわかりません。
まとめ
サイトの中身や広告周りのデザインなど他にも大切なことはありますが、上記の3つがしっかり考えられていれば、良い方向に進んでいくと思いますので、AdSense収入が増えないと嘆いている方は、とにかくこの3つを同時に実行して行きましょう。
特に軽視しがちなのが3番目に紹介した広告のテストです。テストを繰り返すのは時間がかかりますし面倒なのですが、テストをする中でAdSenseに関するスキルもアップしていきますので、アクセス数があるのにクリック率が低いという場合には、何度でもテストを繰り返してみてください。