ヒートマップツールで広告やバナーのクリックを分析する
アフィリエイトサイトは、基本的に商品を売る事が目的ですので、アクセスを集めること以上にどうやってコンバージョンさせるのかという事が重要になってきます。
Googleアナリティクスなどのアクセス解析で、ユーザーが離脱しているページを見たり、動線を確認することも大切ですが、ユーザーがどの広告やバナーをクリックしているのかというものを見るのにヒートマップというアクセス解析ツールが役立ちます。
ASPの管理画面で、どのページのどの広告から商品が売れたのかを確認できれば良いのですが、リファラー情報を貰えるのは担当者が付いてるごく一部の人だと思いますので、確認できていない人がほとんどだと思います。
WordPressサイトにヒートマップを設置する
※以下に紹介するプラグインは長期間更新が行われていません。セキュリティ的なリスクがありますので、他のヒートマップ用プラグインを使うのが良いと思います。
Googleアナリティクスのコンバージョン設定で自作したバナーのクリックデータを取得することができますが、もっと簡易的にサイト内のどの部分がユーザーにクリックされているのかという事を見るのに役立つのがヒートマップです。
- Heatmap Pluginをダウンロード
- wp-content/plugins/にアップロード
- プラグインを有効化
- heatmapフォルダ内にcacheフォルダを作りパーミッションを755に
プラグインをインストールして、cacheフォルダを作ったら設定は完了です。ヒートマップの見方については後述します。
フォルダの作成や、パーミッションの変更が必要になりますので、WordPressの管理画面からプラグインをインストールする方法は使えません。
FTPなどによるファイルのアップロードができないという方は、WP Super Heatmapを使うのが良いと思います。
プラグインのインストール画面で、「heatmap」と検索して、WP Super Heatmapをインストールしてください。
インストールが完了したら、設定画面でトラッキングとボタンをONにすれば設定完了です。WordPressにログインした状態で、サイトに訪問すると右下にDisplay Heatmapというタブが表示されていますので、それをクリックすればヒートマップが見られます。(動き出すまでに1~7日かかる場合があります)
ただ、私の環境でWP Super Heatmapをインストールした所、コメントが機能しなくなったり、他のプラグインに不具合がでたりしたので、トラブルが発生した場合には使用をやめた方が良いでしょう。
ヒートマップを確認する
当サイトにもHeatmap Pluginを入れみたので、実際にどの部分がクリックされているのかを調べたいと思います。
Heatmap Pluginを入れて、WordPressにログインした状態でサイトにアクセスすると画面の上部に図のような矢印が現れているはずです。矢印をクリックすると画面全体に黒い幕がかかりヒートマップが確認できます。
これが当サイトのトップページの状態ですが、クリックされている部分が明るくなっているのが分かると思います。右上にカレンダーが表示されており、1日単位のクリックデータを確認することができます。
リンク以外の部分もクリックされていますね。バナーはあまりクリックされていません。特に左上にあるエックスサーバーのバナーは全くリックされていません。
これはAdSense解説ページのクリックデータです。クリック数自体が少ないのですが、コンテンツ部分のクリック数が多いので意図した状態になっていると言えます。
ヒートマップを見ただけでサイトの問題点が分かるわけではないのですが、直感的にユーザーの動きが見られるので、気になる方は導入してみてはいかがでしょうか。