タイトル下のレクタングル大とSNS投稿ボタンの効果

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AdSenseセミナーで教わった事を早速実践してみたという記事でも書きましたが、その後もAdSenseがかなり好調です。特にタイトル下のレクタングル大と、記事下レクタングル大の下に設置したソーシャルメディアボタンが効いているようです。

どちらもやっている人が多いと思いますが、どちらもまだやっていないという方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ページタイトル下のレクタングル

WP SEOブログを例に説明していきます。

ページタイトルの下にAdSenseを設置することで、当然ユーザの目に留まる可能性が高くなりますので、クリック率の向上に効果的です。しかし、広告中心のサイトと判断されてしまうと、新規訪問者の直帰率が上がるかもしれません。

ファーストビューに占める割合として、コンテンツではなく広告が大きくなりますので、特に新規訪問者には良い印象を与えない可能性が高いと言えます。しかし、多くのサイトで導入されているからか、あまり気にしないユーザもが多いという話も聞きますし、今の私の考えとしては無しから有りに変わっています。

タイトル下のビッグバナー

タイトル下にビッグバナーを設置するサイトも増えていますが、ビッグバナーの場合、完全に塞いでしまう形になるので個人的にはオススメしません。ただ、レクタングルだと縦サイズが大きくなるため、メインコンテンツが下に追いやられてしまいます。

Googleのパンダアップデートやページレイアウトアルゴリズムでは、ファーストビューに広告があったり、メインコンテンツまでの距離が遠いとマイナス評価を受ける可能性があります。自分のサイトで試してみて効果が高い方を載せるのが良いと思いますが、コンテンツ部分の横幅が十分にある場合は、ビッグバナーでも良いかもしれません。

タイトル下AdSenseの注意点

  • ある程度のアクセス数が無いと効果を発揮しない
  • AdSenseの上下に線を付ける(ラベル表記を行う)
  • 広告の横に画像を置く時は注意する
  • ヘッダーの高さを小さくする

アクセス数が少ないサイトに導入すると、クリックされる可能性よりも直帰率アップや、良い印象を持たれない可能性の方が上回ってしまいデメリットが大きいと言えます。一概にどれくらいのアクセス数が必要ということは言えませんが、設置してみてほとんどクリックされていないようでしたら、外した方が良いでしょう。

ページタイトルの下というのはクリック率が高いだけにAdSenseチームから警告を受けやすい場所とも言えます。特にページタイトの下に線がなく、ラベル表記(広告・スポンサーリンク)なしで設置した場合、かなりの確率で警告を受けるようです。

ラベル表記が必須というわけではありませんが、タイトルとAdSenseとの関係が、ユーザを誘導していると判断された場合、当然プログラムポリシー違反となります。この辺はサイトのデザインやレイアウトによっても変わってくると思います。また、レクタングルではなくビッグバナーを使用する場合には、ラベル表記が必須となるような気がしています。

広告の横に画像を配置してクリック率を上げようとする行為をAdSenseブースターと言いますが、空白が気になるから画像を設置したという場合でも、ブースターと判断されれば警告を受けますので注意しましょう。どんな画像を設置する場合でも、紛らわしくないように区切り線を入れるのが良いと思います。

タイトル下にAdSenseを設置した場合、ヘッダー部分の縦幅が大きいと、パソコン画面の大きさによっては、ファーストビューに一切コンテンツが表示されない可能性があります。それを回避するために有効なのが、ヘッダー部分の高さ調整です。

ヘッダーを小さくすることで、AdSenseの下にあるコンテンツ部分が、見えやすくなります。ファーストビューにコンテンツが見えることで、直帰率を下げるこ効果が期待できます。

【追記 2013/1/28】
ユーザーとGoogleの評価を上げるために、タイトル下のAdSenseは外すことにしました。
»タイトル直下のAdSenseを外してサイト評価を上げる

記事下レクタングル下のソーシャルメディアボタン

これは、記事の終りの部分のキャプチャです。記事の最後にレクタングル大を設置するのは、AdSenseの定石とも言えますので、実施している方が多いと思いますが、レクタングルの下にTwitterやFacebookなどのソーシャルメディア投稿ボタンを並べることで、クリック率が向上する可能性があります。

これは、グーグル・アドセンスの歩き方という本の事例紹介のページに書いてあったことで、改めて色々なサイトを見ると意外と実施しているサイトも多かったのですが、ページタイトル下のAdSense設置以上に効果を発揮しています。

なぜ、クリック率が上がるのかは良く分かりませんが、ユーザの視線がボタンに移ることで、必然的にその上にある広告にも目が留まるのではないでしょうか。ただし、広告とボタンの距離が近すぎるとボタンを押そうとするユーザの誤クリックを引き起こしてしまう可能性がありますので、注意しましょう。

誤クリックを防ぐために、十分な間隔を取ったり、間に線を付けたり、ボタンの上にソーシャルボタンなどのラベルを付けるのが良いと思います。

小さな事の積み重ねで収益が大きく変わる

今回紹介した2つの方法については、簡単に実施することができる上に効果が高いので、気になった方は実施してみてはいかがでしょうか。この件に限らずAdSenseはちょっとした事で収益が大きく向上する可能性があります。

最近では、色々なブログでAdSenseの情報を見ることができますが、サイトによって最適な広告の位置や大きさが変わってきますので、情報を鵜呑みにするのではなく、自分のサイトで検証する事が重要です。どれだけ効果があると言われている手法でも、それが自サイトに有効とは限りません。

AdSense収益を増やすために、始めのうちはとにかく色々な事を試してみるのが良いと思います。テストを繰り返すことで見えてくるものがありますし、自分自身で考えるという最も重要な部分が養われていきます。

常にプログラムポリシーは意識する必要はありますが、広告主に甚大な被害を与える行為でない限り、警告なしのアカウント停止になることはまずありませんので、臆病になりすぎずにアグレッシブにテストしていくのが良いと思います。

広告の配置によるクリック率の向上については、buzzwordブログさんの「Adsenseのクリック率が若干上がったのでメモ」という記事も参考になると思いますので、ぜひご覧ください。

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コメント

  1. 松本龍一 より:

    メディアマーケティングブログというブログを運営している、松本と申します。
    Adsenseの掲載位置について、ユーザからのイメージを悪化させずにクリック率を向上させたいと考えておりました。非常に参考になりましたので、御礼申し上げます。

    この記事の文章は非常に読みやすいと感じました。
    ただ、各記事の定位置に自動的にAdsenseを挿入する方法なども同時に知りたいなと思いました。これから自分でググります。

    早速、試してみたいと思います!!

  2. パシ より:

    コメント有難うございます。

    AdSenseは色々テストしてみて良い位置、良い広告を見つけてみてください。

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