Adsenseで広告ユニットを4つ以上表示するのは違反
AdSenseは1ページ内に貼れる広告の数が制限されています。イメージ広告やテキスト広告等の広告ユニット3つ、リンクユニット3つ、検索向けAdSenseが2つまでとなっていますので、最大で1ページ内に8つまでAdSense広告を掲載することができます。
しかし、色々なサイトを見ていると、広告ユニットを4つ以上表示しているサイトも見受けられます。これはAdSenseセミナーでGoogleの中の人が言っていたことですが、違反する人も多いようです。
ただ、普通に広告ユニットのコードを4つ以上張っても自動的に4つ目以降は表示されないようになっていますので、表示されている所は裏技を使っているということになります。
※アクセス数が多いサイトなどでGoogleと特別な契約になっていて、4つ以上の掲載が許可されている場合もあります。
広告ユニットを4つ以上掲載しているサイト
もしかしたら特別扱いのサイトで、違反行為ではないのかもしれませんが、念のためAdSense広告以外の部分はぼかしています。クリックして拡大すると1ページ内に4つや5つのAdSense広告が表示されているのが分かると思います。
不思議なのが、5つ表示している方については、古くからあるサイトで多くのブックマークを得ており、運営者情報も掲載されています。
見ている人も多いと思いますので、それなのにこの状態で放置されているということは、やはり特別扱いのサイトなのかもしれません。以前、4つ以上表示しても問題ないサイトがあるという話を聞いたことがあります。
やり方としては、アドサーバというツールを使ってAdSenseを外部から読み込むようにすると4つ以上表示させる事ができるようです。また、最近Googleがやたらと推しているDFPスタンダードを使えば可能なのかもしれません。
»DFP スタンダード ヘルプ内の「AdSense の競合」について
DFPスタンダードは、ユーザのアクセス状況によってAdSenseと他社広告を交互に見せたりすることができるツールですが、DFPスタンダードと同時にAdSenseのコードを直接貼った場合、4つ以上表示される可能性があります。
また、素人考えですが、iframe(インラインフレーム)を使用して、外部のページとして表示すれば4つ以上表示することが可能なのかもしれません。
収益が上がる方法でもポリシー違反は絶対にだめ
当たり前のこと過ぎてわざわざ書くほどの事ではないのですが、たとえ100%収益が上がる方法があったとしても、それがプログラムポリシーに違反する行為であれば絶対にやってはいけません。
悪意なく行なってしまったことであっても警告を受けることがありますが、それですら本来はいけないことです。基本的にプログラムポリシーはすべて頭に入れておかなければなりません。
ただ、それでも完璧に熟知している人はそうはいないと思いますし、Googleもそこまで鬼ではありませんので、広告主に甚大な損失を与える可能性がある場合以外の違反については、一発退場ではなく警告メールの形が取られています。
AdSense収益を上げるために、グレーな手法を使う人も多いのですが、基本的にAdSenseはアカウント停止になった場合、二度とアカウントを開設することはできません。リスクを考えると一時的な収益の向上ではなく、サイトをしっかりと育てて正攻法で収益を上げる方が良い事は間違いありませんので、道を踏み外さないように注意しましょう。