Googleが推奨するAdSense広告のサイズと貼り方
AdSense収入を増やすためには、広告をクリックしてもらわなければなりません。広告をクリックしてもらうためには、より多くの人に広告を見てもらわなければなりません。アクセス数が増えても広告の種類や配置方法が間違っていると思ったように成果が上がりません。
個人的には、広告の選び方よりもまずはアクセス数を増やしたりサイトの信頼度を上げる事が先だと思いますが、十分なアクセス数があるのにAdSense収入が増えないという人は、広告の見直しを行った方が良いかもしれません。
先日、Google AdSense公式ブログで、AdSense収益をアップさせる為の方法に関する記事が公開されていました。
広告サイズ
AdSense 収益向上のための 4 つのステップ (前半): PDCA サイクルとチェックリスト
コンテンツ向け AdSense のサイズは折り返しが少ない幅の広いものが効果が高い傾向があります。日本での今までの実績では以下の 4 つが効果が高い代表的なサイズです。
- 336x280: レクタングル(大)
- 300x250: レクタングル(中)
- 728x90: ビッグバナー
- 160x600: ワイド スカイスクレイパー
レクタングル大が最も効果的なのは多くの人が感じていると思います。レクタングル大はクリック率が高い記事の下に配置されるケースが多いですので、必然的に効果が高くなります。
また、レクタングルはプレースメントターゲット広告として広告主から指名を受ける可能性がありますので収益アップに効果的です。クリック率を上げるためにテキスト広告のみにしている方も多いと思いますが、クリック単価を上げるためにもイメージ/テキストがおすすめです。
ビッグバナーはたまに使いますが、基本的にヘッダーやフッター付近にしか配置できないので、あまり好きではありません。コンテンツ部分の横幅を728px以上にすれば良いのでしょうが、そうした場合サイト全体の横幅が広くなりすぎますね。
ワイドスカイスクレイパーもたまに使いますが、あまり効果が高いとは感じていません。これはAdSenseを利用している知人に聞いても大体同じ答えが返ってきます。必然的にサイドバーにしか設置できませんし、かなりの場所を占領されますので、設置方法は熟慮した方が良いでしょう。
広告の色と配置
- サイトで既に利用している色を利用する
- 枠線はサイトに既にある線に近い色、もしくは枠線なしにする
広告はユーザから自然に見える位置に配置します。ファーストビューに広告を最低 1 つ配置することで収益向上を見込むことができます。
これも基本的なことではありますが、テキスト広告の背景色や文字の色はサイト内の色に合わせるのが効果的です。広告を目立たせるためにあえて異なる色にしている人も多いと思いますが、クリック率を調査してみると同色の方が良い事が分かると思います。
個人的には、枠線はほとんど使いませんが、広告を枠で囲む場合には線の色をサイト内で使っている線と同色にしましょう。広告なのか内部リンクなのかが分かりにくいような形で配置する場合には、枠線を付けた方が良いかもしれません。
もしくは、広告の上部に「広告」や「スポンサードリンク」、「スポンサーリンク」というラベル表記をした方が良いでしょう。特に、ページタイトル下に掲載する場合は、必須と考えた方が良いと思います。
ファーストビューというのは、サイトに訪問した人がスクロールせずに見える範囲のことです。画面の解像度などによって見えるサイズが異なりますので、注意しなければいけませんが、ヘッダーやサイドバーの上部、記事の上に掲載すればほとんどのユーザがファーストビューで広告を認識する事が出来るでしょう。
広告のサイズや色、配置でクリック率が大きく変わる
AdSenseを自分の勘でテキトウにサイズや色を選んで、好きな場所に配置するのは非常にもったいないと言えます。AdSenseを始めたばかりの頃は、知識も少ないでしょうから勘に頼る部分が大きくなりますが、クリックデータを分析して効果が無いと判断できた場合には、変更した方が良いでしょう。
アクセス数が1日に数件、数十件しかないという場合には、広告をどうするかよりもサイトのコンテンツを充実させることに力を注ぐべきですが、YahooやGoogleなどの検索エンジン経由のアクセス数が多いのに全然クリックされないという場合には、広告の見直しが必要です。
ただし、1日、2日のクリック数だけで判断する事は出来ませんので、最低でも1週間ほどのデータを元に判断した方が良いでしょう。その際、収益で効果を判断するのではなくクリック数で判断するのが基本となります。
収益はCPC(クリック単価)によって大きく変わってきますので、その広告の効果を見る場合にはクリック率が重要となります。ただ、クリック率も表示された広告や日によって大きく変わる場合がありますので、なるべく多くのデータを元に分析することをオススメします。