インプレッション数とクリック数と成果発生件数
成果報酬型のアフィリエイトの場合、紹介した商品やサービスを利用してもらえないとアフィリエイト報酬が発生しません。沢山の人に広告を見てもらうことで、成約数が増えると言えますが、単純に沢山見せれば良いというものでもありません。
このブログで服を紹介しても売れないように、その事に興味を持っている多くの人に広告を見てもらう事で成約率が上がっていきます。Yahoo等のポータルサイトや2chなどのアクセス数が莫大なサイトであれば、関係のない広告を表示しても一定の効果があると思います。
これはTVCMにも言える事ですが、広告を見てもらえる絶対量が多い場合には、その中に必ず興味を持ってもらえる人がいますので、一定の効果が期待できます。しかし一般的なアフィリエイトサイトの場合、そもそも見てもらえる人が少ないですので、どれだけ興味のある人に良い商品を紹介するのかという事が重要になってきます。
広告の表示回数とクリック数と成果発生
これは、今最も力を入れているA8.netの成果画面です。全てレンタルサーバーのアフィリエイトの成果ですが、今回はサイト別に表示したものをキャプチャしてみました。サイトは以下の6つです。
インプレッション数というのは広告の表示回数の事で、クリック数が広告がクリックされた回数、発生件数が成果となった件数です。発生報酬額順に並んでいますが、最も報酬が多いレンサバネットのインプレッション数は上から4番目の数となっています。しかし、クリック数は圧倒的に多く、その分成果発生件数も多くなっています。
インプレッション数はアクセス数に比例しますので、アクセス数が多いサイトが当然上位に来ますが、クリック数はその広告に興味を持ってくれる訪問者がどれくらいいるかという事で変わってきます。
さらに、広告をクリックした人の何％が契約してくれたのかという部分もサイトによって違ってきます。レンサバネットは「30/529」という事で広告を見た5.7％の人が契約した形ですが、SEOテンプレート比較は「9/94」という事で、9.6％の契約率となっています。
それぞれのサイトで紹介しているレンタルサーバーの数が違いますし、レンサバネットでは沢山の広告を張っていますので、契約率が下がるのは当然なのですが、サイトによってクリック率や契約率が全然違うという事は頭に入れておいた方が良いと思います。
適切な広告を適切な場所に適切な数掲載する
これはアフィリエイトの基本中の基本ですが、成約率を上げたいのであれば、そのサイトに適した広告を掲載してください。報酬率が高いプログラムや良く売れているプログラムという理由で、サイトジャンルと関係の無い広告を掲載しても成約につなげる事は非常に難しいと思います。
あとは、広告を貼る場所や大きさ、数なども重要になってきます。ヘッダーやサイドバーに張っているだけではなく、記事の中で紹介する事にも大きな意味があります。しかし、その記事が全く情報が無いものだとしたら読者は広告をクリックしてくれないでしょう。
ネットユーザのリテラシーが上がっていますので、昔のようにとりあえず広告を見せれば良いという時代ではないのです。賢くなったユーザに有料サービスを利用してもらう事は簡単な事ではありません。
アフィリエイトをするのであれば、この考え方を頭に叩き込まなければなりません。いまだにペラサイトを量産するようなアフィリエイターも多いのですが、今後はよりコンテンツ重視型のアフィリエイトサイトが成果を出す時代になっていくと思っています。
