広告主とASPの間に代理店が入って搾取している話

アフィリエイトに関してTwitterで色々な情報を発信しているZさんから、またしても衝撃的な情報を頂きましたので、このブログで共有しておきたいと思います。

内容を先に説明しておくと、「予算が無い広告主がcookieを無効にする為に、アフィリエイトを中止して直ぐに再会する話」と、「広告主とASPとの間に代理店が介入していて、我々アフィリエイターの利益を搾取しているという話」です。

7月のアフィリエイト収入の記事で書いたように、今まで全ての成果がキャンセルされた広告がASPに3回問い合わせた事で承認されるようになった事をお伝えしましたが、もしかしたらこれは広告主側の問題ではなく代理店が悪さをしていたのかもしれません。

»アフィリエイトの非承認(キャンセル)と代理店の搾取について

一度アフィリエイトを中止して直ぐに再開する広告主

アフィリエイトはその場で広告をクリックして成約した場合に限り成果になるわけではなく、一定期間であれば時間を空けても大丈夫なような仕組みになっています。広告がクリックされてから購入にいたるまでの日数という記事で書いていますが、ブラウザのcookie情報が残っていれば、数ヶ月間の猶予が与えられるという事ですね。

クッキーの保存期間はASPによっても変わってきますが、どのASPでも最低1ヶ月は大丈夫なはずです。その場で購入を決断するユーザの方が少ないですので、このcookie情報はアフィリエイターにとってとても重要なものとなります。

しかし、広告主側からしてみれば、cookieが無ければ後日成約したものについては、全て自社の利益にする事ができます。それを悪用したのが、一時的にアフィリエイトを中止して直ぐに再開するというやり方ですね。

アフィリエイトを中止して、プログラムを変更する事で、以前のコードが無効になります。当然、旧コードのcookie情報は無効になりますので、仮にその後にユーザが広告主のサイトに直接訪問して商品を購入したとしてもアフィリエイターの報酬にはなりません。

なんともあくどいやり方ですが、ASP側としては、アフィリエイターの不利益になってもこのまま広告主に撤退されるよりは良いと考えるのでしょう。ASPも利益最優先ですので、致し方ない部分もあると思いますが、なんとも悲しいものです。

代理店によってアフィリエイターの利益が搾取されている？

私は、広告主とASPとの間に代理店が介在している事すら知りませんでしたが、周知の事実のようです。広告主としても自社で管理するよりは、代理店に丸投げしてお金だけ貰っている方が楽なのでしょうね。

アフィリエイターから報告を受けないとASPや広告主も代理店が利益を搾取している事に気付かないかもしれません。非承認理由について何度も問い合わせることは、ASPや広告主との関係を悪くする可能性があるので、積極的にやっていないアフィリエイターも多いと思いますが、そんな事で関係が悪くなるASPや広告主であれば、そのアフィリエイトプログラムを継続する意味は無いと思います。

ASPは一つではありませんしプログラムも山ほどあります。他に同じような物がないプログラムの場合には、判断が難しい場合もありますが、何もせずに非承認を眺めているよりは、承認されなかった理由を聞いてみた方がスッキリする事もあると思いますので、おかしいとか怪しいと感じたら一度はASPに問い合わせてみるのが良いと思います。