サイトごとに異なるAdSenseのクリック率(CTR)やCPC
AdSenseの収益を増やすためには、クリック数を増やしCPC(クリック単価)を上げる必要があります。単価を上げるためには、スマートプライシングも重要になってきます。
クリック数を増やすために半ば強制的に広告をクリックさせようとすると、スマートプライシングが悪化してしまいますので良くありません。プログラムポリシーに違反せずに、クリック数を増やす事は可能ですが、クリック先のページをちゃんと見てもらえない割合が増えると、クリック数が増えても収益が増えないと言う事になってしまいます。
※クリック数も大事ですが、CPCが落ちないようにする事も大切なのです。URLチャネルを設定しておけばサイトごとのCPCを見る事が出来ます。
CTRとCPCはサイトによって全然違う
CTRやCPCは扱っているジャンルによって大きく変わるものですが、同じジャンルでもサイトによって結構違いがあります。また、クリック数が少ない場合はどちからに大きくブレる可能性が高くなります。
現在、SEO関連ブログを3つ運営していますが、先月のCTRは、0.22、0.29、0.33となっています。あまり差が無いとも言えますが、ある程度クリック数があるサイトの0.1%の差は大きいと言えます。
CPCは、58、69、47です。これは結構差がありますね。ワンクリックあたり20円の差は大きいです。ちなみにCTRが最も高いサイトのCPCが最も低くなっています。
SEOブログのようにヘビーユーザが集まるようなサイトでは、CTRが1%を超えるようなことはまずありません。0.5%でも良い方なのではないでしょうか。クリック数が少ないと当然上にブレる可能性も高まりますが、0.3%前後が妥当な線だと思っています。
しかし、サイトによってはCTRが2%を超える場合も有ります。場合によっては5%と仰っている方もいるぐらいです。5%と言うのは少し怪しいと言うか変な事をしているような気がしないでもないですが、2~3%ぐらいはさほど珍しい事ではありません。
言葉が悪いですが、情報弱者が集まるサイトの場合には、広告とは知らずにクリックする人が増えますので、当然広告のクリック率が高くなります。
クリック率を上げつつクリック単価を下げない為に
タイトルの下や記事の最後にAdSenseを貼ることでクリック率を高める事が出来ます。ただし、タイトル下は広告とは思わずにクリックしてしまい、広告を見ずに直帰する人が多いですので、クリック単価にマイナス影響を与える可能性があります。
タイトル下に表示する事で、アフィリエイト色が強くなりますので、記事を読まずに帰ってしまう人も増えます。個人的にタイトル下に広告を表示しているサイトが嫌いなのですが、アクセス数が多いサイトの場合は、大きなプラスになる事があります。また、リンクユニットであればタイトル下でも大きなマイナス影響は無いと言えます。
AdSenseは広告を設置する場所によってクリック率や単価が大きく変わる可能性がありますので、この辺のバランスが難しいのですが、ヘッダーやサイドバーにしか広告を設置していなかったという場合には、記事の中に表示してみてはいかがでしょうか。
あとは、やはりテキスト広告だけではなくイメージ広告を使用することをおススメします。これは冒頭で紹介したスマートプライシングを向上させる事が目的です。
AdSenseを設置してチャネル設定すら行わない人も多いのですが、どの広告が最も効果があるのかという事は、サイトによっても変わってくるものですので、色々と試行錯誤する事が大切です。