ドメイン移転+サーバ移転後のアクセス数の変化
先日、 WordPressサイトのドメイン移転+サーバ移転の方法で書いたサイトですが、エックスサーバに移転した後は、高速でクロールされるようになり、直ぐに多くのページがインデックスされ、アクセス数も飛躍的に伸びています。
移転前は、こんな感じで、4月頭からアクセス数が減りだし、中旬以降は激減している状態でした。原因は色々と考えられたので、複数の対策を行ったのですが、そのうちの一つが内容の薄いコンテンツのドメイン移転です。
パンダアップデートでは、サイト内で質の低いページが占める割合が多い場合、サイト全体の質が低いと判断されてしまう可能性があります。日本ではまだパンダアップデートが実施されているのかは分からない状況ですが、どうせ今後やるなら今やってしまえという事で、ドメイン移転を行いました。
ドメイン移転後は、インデックスが早いと感じているエックスサーバーのおかげもあって、90%以上のページがインデックスされています。また、301リダイレクトをかけている事もあって、旧ドメインでの順位を引き継いでいます。
ただ、ドメイン移転後のアクセス数の上昇は、新しいページがGoogleのSEOに有利になるQDFアルゴリズムが影響していると考えています。ドメイン移転前のサイトでも、ページを作成したばかりの頃は一時的にアクセス数が大きく増加しました。
問題は、この後にアクセス数がどうなるのかという点です。全てのページがインデックスされて、QDF効果が消えた後にどこでアクセス数が落ち着くのかという事が重要となります。
旧ドメインの最後の頃のように、一日のアクセス数が40~50ぐらいで落ち着いてしまうとがっかりです。それでも、旧ドメインのサイトにとっては、質の低いコンテンツが他へ移った事でプラスになるので、後悔する事はありません。
ページ内にテキストが少なく、質が低いと判断されても仕方ないのですが、このコンテンツを作るのに2ヶ月ぐらいかかっているので、何とかある程度のアクセス数は稼いで欲しいところです。
できるだけドメイン移転はしない方が良い
ドメイン移転しても301リダイレクトすれば基本的には検索順位やアクセス数に大きな変化はありませんし、ドメイン移転することでペナルティが回避できた頃もあるのですが、現在はドメイン移転するリスクが高くなっています。
ペンギンアップデートに捕まったサイトをドメイン移転するアフィリエイトサイトが多いのですが、いずれも時間が経つと再びペンギンに捕まるような様子を見せています。301リダイレクトを行わなくてもペナ回避のためのドメイン移転は失敗する可能性が高いと言えます。
これはドメイン移転したサイトのその後のアクセス数の推移です。移転直後は特に問題なかったのですが、1ヶ月ぐらいした所で、ガツンとアクセス数が減っています。その後復活し、再び下落し、再び復活して現在は安定したアクセスとなっています。
ペナ回避の為の移転ではなく、ドメイン名がサイト名と合っていなかったので、ブランディングも兼ねてドメイン移転したのですが、まさかアクセス数が10分の1まで落ち込むとは思いませんでした。アクセスが落ちが原因がドメイン移転にあるのかはわかりませんが、ドメイン移転後にGoogleから不自然リンク警告をもらっています。
その後リンクを外したり301リダイレクトを解除したりしてペナルティは解除されました。アクセス数が激減したのは、ペナルティが解除された後です。アフィリエイトサイトなので、色々と問題はあったのだと思いますが、ドメイン移転が何かしら悪い影響を与えていたのかもしれません。
その後記事を100ページほど追加し、Googleにも許されたようで爆発的にアクセス数は伸びていますが、今後も気は抜けません。個人的にはもうドメイン移転はやりたくないという気持ちです。
仮にドメイン移転を行い、アクセス数が落ちたとしても諦めずに根気よく対策していくのが良いかもしれません。ただ、ペナ回避のためのドメイン移転は、どうやっても回復しないこともあると思うので、オススメしません。