パンダアップデートを考えてブログのタグの付けすぎに注意
パンダアップデートが日本に来るとか、既に来ているとか言われていますが、アメリカでの事例を見るとパンダアップデートによってページ内のリンク数の多いサイトの検索順位が落ちる傾向が見られるようです。
リンクの量と言っても、昔のように1ページ100個までという話ではないのですが、サイドバーやフッターなどに無駄なリンクを張っている場合には、削除した方が良いかもしれません。ブログの場合タグクラウドを設置している方も多いと思いますが、タグの使い方には注意しないといけません。
これがいわゆるタグクラウドというもので、記事を書くときにタグ付けを行う事で、自動的にそのキーワードリンクが表示されるようになります。サイト内で多く使われているタグが目立つようになっていますので、カテゴリで分類されるよりも情報が探しやすいというメリットがあります。
間違ったタグ付けはGoogleからマイナス評価を受ける
タグ付けにはルールがありませんので、1ページでいくつのタグを指定しても問題ありません。人によっては、全てのページで10個以上付けているという方もいることでしょう。しかし、パンダアップデートでは、ユーザにとってプラスになりにくいリンクの塊を嫌う傾向がありますので、タグの量には気をつけた方が良いと思います。
全てのタグ内において複数の記事が見られる状態であればまだ良いのですが、1つのタグに対し1記事しかないような状態ではSEOの為にタグ付けをしていると取られても仕方ありません。数年前までは、タグであらゆるキーワードを指定して、アクセスアップを図るような方法が有効だったのですが、今ではスパムになる可能性があります。
サイト内で今後そのタグを使う可能性が無いようなキーワードについてはタグ付けしない方が良いでしょう。数が多くなると、タグクラウド自体が使いづらくなりますので、カテゴリと同じような感覚で付けていくのが良いと思います。
ただ、カテゴリと同じようにするのであれば、カテゴリで十分ですのでタグ自体が必要ないとも言えますね。私自身他ブログでタグリンクをクリックした経験が無く、必要性も感じていないのですが、なんとなく惰性で付けています。
当サイトでも、記事の最後に一応表示していますが、削除しても何の問題もありません。以前は、タグによって関連記事を表示するSimple Tagsというプラグインを使っていたのですが、現在はSimilar Postsに切り替えていますので、タグ付けを止めても支障はありません。(その後関連記事表示は、YARPPを使っています。)
しかし、タグページが検索結果の上位に表示される事もありますので、それを考えるとタグ付けを継続した方が良いかなとも思います。ユーザが使いやすく検索エンジンにも評価されるような使い方を心がけていればマイナス評価されることもありません。タグクラウドの設置についてはオススメしませんが、タグ付け自体を止める必要は無いでしょう。
パンダアップデート来日でタグを全て削除
2012年7月に日本にもパンダアップデートがやって来ました。それによって管理するサイトのアクセス数が落ちています。主にアフィリエイトサイトのアクセス数が落ち、当サイトのアクセス数も20%ぐらい落ちています。
色々と対策は行なっているのですが、現時点でもまだYahooやGoogleなどの検索エンジンからのアクセス数は元の水準まで戻っていません。
そこで、新たに行った対策が「タグの削除」と「テキストの追加」です。
タグは沢山付けていたつもりはないのですが、改めて見てみると、1ページしか指定していないようなタグが沢山ありました。こういったページは重複ページや低品質ページと判断される可能性があります。
そこでタグの数を減らすことを考えたのですが、正直あまりタグによるSEO効果(被リンクやPVアップ)は感じていなかったので、思い切って削除することにしました。
タグページが上位表示されていることも多いのですが、アクセス解析データを見ると、タグページが閲覧開始ページ(ランディングページ)になっているケースが少なく、タグページを削除することで、サイト内の他のページが上位表示されることもあると思うので、削除という結論になりました。
タグページにnoindexを付ける形でも良かったのですが、サイト内に本当に必要なのか?という根本的な事を考え、必要ないという判断を下しました。タグを削除して3ヶ月ほど経っていますが、アクセス数が減ることもなく、タグをつける手間もなくなったので、削除して良かったと思っています。
まだアクセス数が戻ってきていませんが、原因は他にもあるということで、今こうしてテキスト量が少ないページに、テキストを追加している最中です。これでアクセス数が戻らないともう何もやりようがないので、あとはパンダアップデートのことは気にせずに、今までどおり記事を書いていくだけです。