アクセスアップの為に作ったコピーページを削除
今年に入ってGoogleの検索順位が落ちがサイトの対策として、AdSense広告の調整と無駄な被リンクの削除を行いましたが、もう一つ行った対策が重複ページの削除です。
数年前までは、アクセスアップの為に、タイトルや一部のテキストを変更して、他のドメインや同一ドメイン内のページとして公開する事が効果的でした。タイトルを少し変えてキーワードを置き換えたぐらいではSEOにならないのですが、ある程度文章を修正すれば別ページとして認識してもらえました。
しかし、これも最近のGoogleは厳しく見るようになっており、重複ページと取られた場合には、該当ページをインデックスから削除します。ペナルティを受けた場合のインデックス削除とは異なり、重複ページのインデックス削除は、同じページを検索結果に表示する事が検索ユーザの為にならないという事が理由です。
正確にはインデックスから削除されるわけではなく、URLやtitleタグで検索すればちゃんとHITしますので、ペナルティとは違うのですが、そのページが上位表示されることは無く、インデックスに存在しないも同じページという事になります。
また、サイト内ページの多くが重複ページだった場合には、サイト全体がペナルティを受ける可能性があります。多くのページがインデックスされているのに、一向にアクセス数が増えないという場合には、作成したページの中身を見直した方が良いでしょう。
意図的に作ったSEO目的の重複ページを削除する
私がやった方法は、HTMLで作成した400ページほどを、titleタグやページ内容の三分の一ほどを修正し、同一ドメイン内にWordPressでページをアップしていきました。ほぼ全てのページがインデックスされましたが、WordPressで作成したページへのアクセス数はほとんどありませんでした。
無駄に終わった事は分かっていたのですが、作業にかけた時間が多かったので、なんとなく削除するのがもったいなくそのままにしてしまいました。しかし、時間が経過してもアクセス数は増えなかったので、今回削除する事にしました。
これで、今思いつく対策は全て行った事になります。数週間~2ヶ月ほど様子を見てこれでも順位が戻らないようであれば、広告の削除を検討してみる事にします。この間にパンダアップデートが実施されるとややこしい事になりますが、行った対策はアルゴリズムがどうなろうとプラスになる事なので、特に問題は無いでしょう。
重複コンテンツについては、先日Googleの公式ブログで警告されていますので、SEOを行っている方は、目を通しておいた方が良いと思います。
パンダアップデートが日本上陸
2012年7月ついに日本にもパンダアップデートが導入されました。英語圏から遅れること1年半やっとという感じです。以前から、パンダの一部は既に導入済みとの意見が多かったですが、果たしてどうなのでしょうか。
パンダ導入時の順位変動を見ていると、そのタイミングで大きなアルゴリズム変更があったことは明らかです。パンダとは別のアルゴリズムが同時に導入され、日本ではまだパンダの影響は出ていないとの意見もありますが、私はパンダの影響は既に出ていると思っています。
これからさらに日本版パンダもブラッシュアップされていくと思いますので、アフィリエイトサイトを運営していて、まだ何も対策していないという方は、早く着手したほうが良いかもしれません。
GoogleのSEOとアフィリエイトサイトの関係
パンダ導入時に、私が管理するアフィリエイトサイトの多くがアクセス数を下げたのですが、その後対策を行ったことで、パンダの更新のタイミングでアクセス数が戻ってきています。
まだ完全に戻っていないサイトもありますが、対策内容は間違っていなかったと思っています。
パンダやページレイアウト分析アルゴリズムによって、アフィリエイトサイトは境地に立たされています。少し前まで稼いでいたアフィリエイターの中にも廃業に追い込まれるケースが出てきていることでしょう。
アフィリエイトサイトは広告を貼らなければなりませんので、パンダやページレイアウトアルゴによって、サイト評価を下げられやすい状況にあります。ファーストビューに広告があったり、ページ全体で見た時に、広告中心のページになっていると悪影響を受ける可能性があります。
ユーザーにアフィリエイト広告リンクを踏ませたい気持ちは分かりますが、クリック率と成約率は別物ですので、成約率重視にして広告を貼るページを限定するのが良いかもしれません。広告ページを見てくれる人が少なくても、見込み客を上手く誘導することが出来れば、今までと変わらない成果を上げることは出来るはずです。