アフィリエイトの必要経費とは

アフィリエイトは、一定の収入（所得）になると、確定申告を行い税金を納める必要が出てきます。月に1万円も稼げていないというアフィリエイターの場合には不要ですが、サラリーマンで年間20万円以上のアフィリエイト収入がある場合には、経費を有効活用することも大切です。

アフィリエイトも、自営業者と同じように経費が認められています。交際費や交通費などの項目を経費にする事は難しいですが、以下のものであれば経費に出来る可能性があります。

アフィリエイト初心者は経費を使えるほどに稼げていないと思いますが、年間20万円の所得を超えるようであれば、良さそうなアフィリエイト商材や書籍はどんどん買っても良いと思います。また、セミナーに参加して最新の情報を得るのも良いでしょう。税金で持っていかれるぐらいなら上手く経費を使った方が、将来プラスになります。

A8のサイトにもアフィリエイトで経費になる可能性があるものが記載されています。アフィリエイトの必要経費について。

経費に出来る割合

通信費や電気代、家賃などもアフィリエイトの経費として計上する事ができますが、会社として事務所を借りてアフィリエイトをしている場合を除き、全ての金額を計上する事はできません。これは自宅を使って自営業を行っている場合も同じです。

アフィリエイトの場合、ネットが繋がっていないと話になりませんので、通信費についてはネットで遊ぶために使っていなければ、金額の90％を計上しても問題ないと思います。

家賃や電気代については、どれぐらアフィリエイトに利用しているかという事になるのですが、例えば部屋が3部屋あって、そのうち1部屋をアフィリエイト専用部屋にしているという場合には、家賃の3分の1を計上して問題ないでしょう。

電気代についても、電気がなければパソコンが使えませんので、使用している割合に応じて計上します。このあたりは、どれだけ本気でアフィリエイトしているかによっても変わってくると思います。

その他の、ドメイン、サーバ代、アフィリエイト関連書籍、セミナー参加費などは100％計上できます。

パソコンを購入した場合

パソコンも経費にする事ができますが、10万円以上のパソコンを購入した場合には、1度に全額を経費にすることはできません。10万円未満の場合は、購入した年度に全て必要経費とすることができます。

通常パソコンは、1年以上使うものと考えられていますので、複数年で分割して経費に計上していくことになります。このように高額な物を購入した場合に、一定の時間かけて経費としていくことを減価償却と言います。それぞれ購入した物の耐用年数に応じ、減価償却する年数が決められています。

普通自動車や冷房･暖房機器､冷蔵庫、洗濯機 などは6年で、コピー機、FAX、テレビ、カメラなどは5年となっています。

パソコンも5年のような気がするかもしれませんが、なぜか４年となっています。この辺の差は良くわかりません。

※青色申告者は「30万円未満の少額減価償却資産の特例」が利用できますので、30万円未満の物であれば一括で償却できます。

計算例

2011年（1年目）

20万円（購入費） ÷ 4年（償却年数） × 3月/12月（使用期間） ＝ 12,500円
12,500円 × 1/2（使用割合） ＝ 6,250円

1年目は6,250円がパソコンの経費となります。

2012年（2年目）

20 ÷ 4 × 12/12 ＝ 50,000円
50,000円 × 1/2 ＝ 25,000円

2年目は25,000円がパソコンの経費となります。

2013年（3年目）

20 ÷4 × 12/12 ＝ 50,000円
50,000円 × 1/2 ＝ 25,000円

3年目は25,000円がパソコンの経費となります。

2014年（4年目）

20 ÷ 4 × 12/12 ＝ 50,000円
50,000円 × 1/2 ＝ 25,000円

4年目は25,000円がパソコンの経費となります。

2015年（5年目）

20 ÷ 4 × 9/12 ＝ 37,500円
50,000円 × 1/2 ＝ 18,750円

よって5年目は18,750円がパソコンの経費となります。

20万円のパソコンを購入し、アフィリエイト使用率が50％の場合、このように丸4年かけて10万円を計上していく事になります。