有料リンクのSEO効果は高いがペナルティの可能性も
有料リンクとは、その名のとおりお金を支払ってリンクを張って貰うことです。良いサイトを作って自然とリンクが集まるようにするのが本来の姿ですが、ビッグワードやミドルワードをターゲットにする場合、他のサイトが有料リンクを利用しているという事もあって、有料リンクを利用せざるを得ないという方も多いと思います。
今でも有料リンクを販売しているSEO業者は多いですが、そのリスクは年々高まっていますので、短期的な利益を求める人以外は利用しないほうが良いでしょう。
Googleは有料リンクに対して、販売している側にも購入している側にもペナルティを与える事を明言しています。
有料リンクに限らずスパムリンクや、過剰な自演リンクはペナルティの対象になりますので人工的なリンク構築を行う場合にはペナルティに注意しましょう。
有料リンクによって厳しいペナルティを受けているサイトもありますので、利用する場合にはそれなりのリスクを覚悟しておいた方が良いでしょう。
以前は、企業サイトの3割以上が有料リンクを利用した事があるというアンケート結果がありましたが、現在は有料リンクを買う人はかなり少なくなっています。
SEO業者もリンク販売からコンテンツSEOサービスに切り替えています。いまさら有料リンクを買おうと思う人は少ないと思いますが、買う場合には大きなリスクがあることを承知しておきましょう。
※有料リンクでも、aタグにnofollow属性が付いていれば問題ありません。しかし、nofollowがついているということは、そのリンクには被リンク効果がないということです。
2011年以降大きく変わった被リンクの扱い
2011年の夏ごろからGoogleは有料リンクを含めた不正リンクを行なっているサイトに対して、Google Search Consoleで警告メッセージを送るようになっています。不自然リンク警告と呼ばれるものです。
これは、リンクを張っている側も受けている側も一様に警告を受けており、警告を受けたサイトの多くが順位下落のペナルティを食らっています。
そして、2012年4月にGoogleは新たにペンギンアップデートを実施しました。ペンギンアップデートは過剰なSEO対策を行なっているサイトの評価を下げるアルゴリズムですが、標的にしているのは主に不正リンクです。
WMTによる警告もペンギンアップデートも、不自然なリンクを受けているサイトに対し評価を下げるものです。
2010年以前に誰が今のような状態になることを予想できたのかというぐらい、Googleは不正リンクに対するアルゴリズムの強化を行いました。今までは、一方的にリンクを貰う形であれば、ほとんどリスクはなかったのですが、現在はかなりリスクがあると言えます。
不正リンクの種類
- 有料リンク
- 過剰な相互リンク
- 質の悪い自演リンク
- 自動リンクツールのリンク
こういったリンクが、不正リンク警告やペンギンアップデートの対象となるリンクです。
今でも有料リンク購入や自演リンクを行なっているサイトは多いのですが、今後さらに厳しくなってくるであろうことを考えると、これらの不正リンクを行うのは避けた方が良いかもしれません。
アフィリエイトサイトの場合、自然なリンクを受けるのが難しく、どうしても人工的なリンクでサイト評価を高めようとする人が多いのですが、せっかく時間をかけて作ったコンテンツサイトが、不正リンクによって評価を下げられてしまうのはもったいないと思います。
リスクを取ってでも攻めていくのがアフィリエイターとも言えるのですが、私はリスクは取りたくないと思っていますので、サテライトサイト作りもやめました。有料リンクや自動リンクツール、過剰な相互リンクは以前からやっていませんので、これでかなりリスクが低くなったと思っています。