Googleから評価されるSEO効果の高い被リンクとは
被リンクの効果が薄くなっているという意見もありますが、Googleが評価するのは被リンクとテキストですので、評価を上げるためにはやはり被リンクが必要です。
被リンクは、サイトの評価を上げる大きな要因ですが、どんなサイトからのリンクでも同じように評価されるというわけではありません。
検索エンジンが未発達だった2000年ごろは、どのサイトからのリンクでも一つは一つというような考え方だったようですが、今は全く様子が変わっています。そこで、このページではGoogleから評価される被リンクの条件についてまとめておきます。
オーソリティサイトからのリンク
オーソリティサイトとは、多くのサイトからリンクされている(多くの人から支持されている)サイトの事です。リンクを沢山集めているサイトからリンクされる事は、それだけで価値があると言えます。
オーソリティサイトの例としてYahooカテゴリ、Wikipedia、All Aboutなどが挙げられますが、それ以外にも業界ごとにオーソリティサイトは存在しています。
その業界で有名な誰もが知っているようなサイトからリンクが貰えれば、サイトの評価が一気に上がる可能性があります。
オーソリティサイトからは簡単にリンクを貰うことができませんので、有料リンクを利用する場合も多いのですが、有料リンクはリスクがありますので、なるべく避けたいところです。
純粋にリンクを貰うためには、なんと言ってもサイト内のユニークなコンテンツが重要です。今までのサイトに見られないような注目を集めるコンテンツがあれば、大手ニュースサイトなどで取り上げられる可能性が高くなります。
公的機関や自治体からのリンク
都道府県や市区町村、学校、団体もオーソリティサイトに含まれます。しかし、こういったサイトからリンクされる事はまずありませんので、有料リンクを利用するのが一般的です。
意外かもしれませんが、公的機関のサイトで有料リンクを販売している所は沢山あるのです。直接売っているわけではなく、リンク販売業者が仲介に入っており、料金は高いですが比較的簡単に購入する事ができます。
ただ、こういった公共期間サイトからのリンクは、基本的にアンカーテキストにキーワードを含めることができませんので、高額な費用を考えると優秀なリンクとは言えないのかもしれません。
団体からの被リンクで有名な所と言えばチャレンジ25(旧チーム・マイナス6%)ですが、チャレンジ25の場合、リンクが直リンクではなくJavaScriptになっている事に加え、1ページ内の発リンク量が多いので、価値は無いと言えます。
チーム・マイナス6%の時は、直リンクになっていたので、被リンク獲得法として有効だったのですが、そういった理由で利用するサイトが増えてきたので、対策したのかもしれません。
※チャレンジ25キャンペーンは終了しています。
二次的なオーソリティサイトからのリンク
二次的なオーソリティサイトとは、オーソリティサイトからリンクを受けているサイトという意味です。
Yahooのビジネスエクスプレスに登録するよりも、Yahooカテゴリに登録されている複数のサイトからリンクを貰った方がSEO効果は高いと言えます。
公共機関から直接リンクを貰う事は現実的ではありませんが、公共機関からリンクを受けているサイトからリンクを貰う事はできるかもしれません。
このように、二次的なオーソリティサイトをターゲットにしてリンクがもらえればサイトの価値はどんどん上がっていくでしょう。
トップページやリンク階層について
リンクはどのようなサイトから張ってもらうのかという事が最も重要ですが、それ以外にも大切な事があります。
リンクを張るにしても貰うにしても、トップページからの場合とサブページからの場合とでは全く価値が異なります。当然トップページからリンクを貰う方が価値が高いと言えます。
ただし、知り合いのサイトでもない限りトップページからリンクを貰うと言うのは非常に難しいと思います。その場合でも、リンク階層の深いページよりは、階層の浅いページからリンクを貰う方が良いという事になります。
異なるドメイン
同じドメイン内のページから何百、何千というリンクを貰っても大きな効果は期待できません。異なるドメインからリンクを受けているという事がリンク評価の一つになっていると言われています。
IP分散やドメイン分散というものは、基本的にはあまり気にしなくてもいいのですが、自分でリンクを張る場合には、同じサイトから張るのではなく、異なるサイトから張ったほうが良いでしょう。
簡単にドメインを分散する方法として有効なのが無料ブログによるサテライトサイト制作です。FC2のようにサブドメイン型の無料ブログであれば、同じサービス内で複数のブログを作っても良いのですが、どうせなら全く異なるドメインのサービスで作った方が良いと思います。
2012年11月にこの記事を読み返してみて
この記事を書いたのは2011年3月なのですが、その後あまりにもGoogleの被リンクに対するアルゴリズムが変わりました。本質的な部分は変わっていないのですが、人工的なリンク構築に対する部分が大きく変わっています。
2011年の春頃からGoogleは、Search Consoleで不自然リンク警告を送るようになっています。それによりペナルティを受けたサイトも多いでしょう。そして2012年に入り、不自然なリンクが付いているサイトの評価を下げるペンギンアップデートというアルゴリズムを投入しました。
不自然リンク警告とペンギンアップデートによって、人工リンクの構築に対するリスクが高まっています。有料リンクはもちろんですが、今までは特に問題がなかったような自演リンクであってもペナルティの対象となります。
無料ブログによるサテライトサイト制作も数が多くなれば危ないと言えます。私もペンギンアップデートが導入されてから、サテライトサイト作りはあまり行わないようになっています。作るとしても1サイトに付き2サテライトまでと決めています。
アフィリエイトサイトについては、パンダアップデートの影響も考えなければならず、大したコンテンツを保有していないサイトを力技で上位表示することが難しくなっています。そういったことを考えると、もう自演リンクは完全にやめた方が良いのではないかと思うようになっています。
これからGoogleがもっと厳しくなるのかもしれません。ブラックハットSEOを実施しているアフィリエイトサイトが順位を落とすかもしれません。検索順位は相対評価ですので、上の順位のサイトが落ちれば自分のサイトが上がります。
これからは自分のサイトがペナルティを受けないようにして、勝手に上のサイトが落ちてくるのを待つような戦略も有効になってくると感じています。コンテンツを作ってユーザーの評価を上げて、あとは待つのみ。今はこんな方向性で考えています。
2015年にこの記事を読み返してみて
2015年現在、Googleのリンクに対するペナルティは一時期よりも緩くなっている印象を受けますが、スパムリンクにはペナルティが科されます。
質の良い被リンクを得るためには、やはり良いコンテンツを作ることが大切です。綺麗事に聞こえるかもしれませんが、遠回りのようでそれが近道の場合もあります。私も2013年頃からはサテライトサイトの作成をやめて、メインサイトのみに力を入れるようになりました。
アフィリエイトを始めてから5年ほど経ちます。最初の1~2年はとても苦労しましたが、5年経った今、コンテンツ重視のやり方を変えずに続けてきて良かったと思っています。