h1タグ、見出しタグはSEOとユーザの両方を意識する
見出しタグとはh1やh2タグのことです。内部SEO対策において最も重要なタグはtitleタグですが、その次に重要なのがh1タグです。
h1タグをSEO目的で利用するサイトが増えた事で、検索エンジンは評価対象から外しているという意見も多いですが、h1タグにはSEO効果があると感じている人は多いです。
また、見出しタグは検索エンジンのためだけにあるわけではなく、HTML文書構造として必要なものですので、積極的に使用した方が良いでしょう。
h1タグの使い方
<h1></h1>で囲ったテキストが大見出しとなり、そのページがどんな事について書かれているページなのかを端的に伝える役目を担っています。
基本的にh1タグは1ページ内に1つしか使う事ができません。絶対に使ってはいけないと言う事ではないのですが、大見出しをいくつも作る必要がある場合には、ページを分割した方が良いでしょう。
※HTML5で記述する場合、h1はいくつあっても構いません。ただ、沢山使えばそのページの評価が上がるわけではありません。
h1タグの中にはキーワードを入れる事が常識になっていますが、あくまで見出しですのでユーザが見ても混乱しないように、何について書かれているページなのか直ぐに分かるようなつけ方をしないといけません。
h2タグやh3タグの使い方
<h2></h2>や<h3></h3>はh1に続く小見出しという事になります。
h2やh3はページ内でいくつも使う事ができますが、数多く使えばプラス評価されると言う単純なものではありませんので、使いすぎには注意しましょう。
全ての見出しタグにキーワードを入れようとする方も少なくないのですが、過剰なSEOは検索エンジンスパムと取られかねませんし、そこまで見出しタグにSEO効果を求めるのも酷ですので、適当な具合で収めて置くのが基本となります。
また、見出しタグは使っただけで効果が期待できると言うものではなく、その後に配置するpタグ内の文章によって効果を発揮しますので、単体で使用するのではなく必ずpタグとワンセットで考えてください。
SEOの為にh1・h2タグを使う必要はない
h1タグにSEO効果があると言われていたのは昔の話で、現在では全く影響を与えないという考え方が主流になっています。HTMLの文書構造としてh1があったほうが良いと思いますが、SEO目的で使用する必要はないでしょう。
全ページのh1やh2タグを最適化することで、サイト全体の評価上がることがあるという事を言う人もいるのですが、個人的にはhxタグを最適化した所で、それが影響して検索順位に変化が出たのかどうかを調べるのは不可能だと思っています。
hxタグを修正した直後に順位変動があったからといって、hxタグの修正がSEOにプラスになったとは言い切れません。他の内部要素についても同じですが、内部SEOによって大きな順位変動を確認することはできないでしょう。
内部SEOを行わなくて良いというわけではありませんが、テクニック的な内部SEOは必要のない時代に入っていると言えます。大規模サイトの場合、重複コンテンツやキーワードカニバリゼーションなどを考えなければなりませんが、一般的な規模のサイトの場合、十分なテキスト量のページを作り、タイトルタグと内部リンク構造を最適化すればそれで十分です。
内部SEOとして行わなければならないことは「コンテンツ作り」です。ユニークコンテンツを作ることで、自然な被リンクが張られサイト評価を上げる要因になります。内部SEOテクニックで上位表示するような時代は終わっていますので、コンテンツ作りに力を注ぎましょう。