更新頻度はSEOやアクセスアップにとても重要
更新頻度とは、どれぐらいのペースでサイトを更新しているのかと言う事ですが、更新頻度はSEOやアクセスアップにとってとても重要な要素となります。（この場合の更新とは、新しくページを追加する事を指しています）
サイトボリュームやテキスト量の重要性については以前述べましたが、更新頻度を上げるメリットはそれだけではありません。
Googleには、鮮度が良いページを上位表示するQDFというアルゴリズムがあります。QDFは古くからあるページよりも新しいページの方を評価するアルゴリズムです。
これはどんなキーワードにおいても採用されると言うわけではなく、その時に注目が集まっているキーワードにおいて採用されます。
例えば、日本人がスペースシャトルで宇宙へ行く事がニュースになって、そういったキーワードで検索するユーザが増えると、何年も前に日本人が宇宙へ行った時に書かれた記事よりも、今回の件について書かれた記事の方が上位表示されやすい傾向にあります。
話題性がなくなってくると、上位表示される事もなくなるのですが、一時的ではあれビッグワードで上位表示される可能性があると言うのは大きいと思います。
※鮮度が求められるキーワードではないワードでも、Twitterやはてなブックマークなどのソーシャルで拡散することで注目度が上がり、一時的に上位表示されることもあります。また、その後上位に居続ける例もあります。
更新頻度を上げるとクローラの訪問頻度も上がる
サイトの更新頻度を上げるもう一つの目的が検索エンジンのクローラの訪問頻度を上げる事です。クローラはネット上に存在するページをデータベースにインデックスしていく事が主な役割です。
新しいページを作ってもインデックスされなければ検索結果に表示される事はありません。SEOでは特定のキーワードで上位表示する事が求められますが、多くのページをインデックスする事も重要なのです。
クローラはリンクを辿って新しいページを発見していきますので、記事を更新したら既にインデックスされているページからリンクを張るのが一番ですが、毎回リンクするわけにも行かないと思います。
いちいちリンクを張らなくても、いずれインデックスされる可能性が高いのですが、なるべく早くインデックスしてもらうために重要となるのが更新頻度なのです。
何年間も更新されていないサイトに頻繁に訪れても、新しい情報を得る事ができませんので、そういったサイトにはクローラがあまりやってきません。逆に毎日のように更新されているサイトでは、常に新しい情報が公開されていますので、クローラも頻繁に訪れてくれる事になります。
更新頻度を上げる事で、自然とクローラの訪問頻度も上がっていきますので、数ヶ月もすれば記事を公開した数分後にはインデックスされるようになるでしょう。
過去記事の修正も重要
新しい記事を追加するだけではなく、過去記事の修正もとても重要です。当サイトの記事も定期的に更新しているのですが、そうすることで訪問者に最新の情報を届けることができます。
また、テキストが追加されていればGoogleにも評価される可能性があります。2012年7月にパンダアップデートという、低品質ページの評価を落とすアルゴリズムが導入されましたが、ページの品質を上げるために役立つのが、そのページ独自のテキストの追加です。
パンダアップデートはサイト全体に影響を与えます。低品質ページが多いと、サイト全体がゴミサイトと判断されるかもしれません。自分ではまともなページを作っているつもりでも、Googleからしてみたら評価されないページになっているかもしれません。
パンダアップデートを回避するために
パンダアップデートに捕まらないようにするためには、全てのページの品質を上げる必要があります。基本的にはページごとにユーザーにとって有益な情報を載せるということになりますが、情報量が少ないページで、テキストを追加するのが難しい場合には、Googleにそのページの評価をさせないことも効果的です。
実は、私が管理するサイトもパンダアップデート導入時にアクセス数が落ちたサイトがいくつかあり、大急ぎで修正しました。
その後徐々にアクセス数が戻ってきているサイトもあるのですが、当サイトも含めピーク時より10～20％ほどアクセス数が落ちていましたが、その後アクセス数が戻ってきて、今ではパンダに捕獲される前よりも多くなっています。
海外版のパンダと日本版のパンダでは、性質が異なるという意見が多いですが、基本的な部分は同じはずですので、思いつく限りの対策をして、あとはGoogleの評価が上がるのを待つだけです。
