内部リンクとリンク構造の最適化
内部SEO対策でtitleタグの次に重要となるのが内部リンクです。サイト評価を高める為には被リンクを集める事が必要になりますが、内部リンクもそれぞれのページの評価を高める為にとても大切な要素となります。
さらに、検索エンジンのクローラはリンクを辿って新しいページをインデックスしていきますので、インデックスを早めるためにも、内部リンク構造を最適化しておく必要があります。
基本的な内部リンク構造
SEOに適した内部リンク構造として良く言われるのが、トップページから全てのページに3クリック以内でいける構造です。リンク階層が深くなってしまうとどうしてもクローラが全てのページに行き着く事が難しくなりますので、なるべく浅くした方が良いという事になります。
しかし、ページ数が多いサイトの場合、無理してリンク階層を浅くしようとすると、1ページ内のリンク数が多くなってしまうと思いますので、リンク数は訪問者にとって不快にならない程度に抑えると言う事も必要になってきます。
商品数が多いECサイトを除けば、グローバルナビゲーションやサイドバー、フッターなどのテンプレート部分のリンクを使えば3クリック以内を達成するのは、そんなに難しい事ではないと思います。
また、検索エンジンのクローラは日々進化しており、3クリックにこだわらなくてもクロールに支障がないという事も言われるようになっていますので、ユーザの視点を優先して構築していっても問題はないと思います。
1ページ内のリンク数は100個以内に抑える事がGoogleのSEOに効果的という事が言われていた頃がありましたが、それもGoogleのクローラが進歩した事で、それ以上のリンク数でも問題なくなっています。
しかし、1ページ内に100個以上のリンクを張る場合には、張り方や見せ方に注意しないとユーザに不快感を与えてしまう原因となる事は間違いありません。
内部リンクのアンカーテキストについて
内部リンクにおいてもアンカーテキストは、とても大切な要素となりますので、基本的にはキーワードを意識して記述するのですが、グローバルナビゲーションやサイドバーなど、リンクが並ぶような場所では、キーワードを多用しない方が良いと思います。
検索エンジン対策として内部リンクが重要とは言っても、そのリンクを実際にクリックするのは人間である訪問者ですので、訪問者が混乱するようなリンクや、不快に思うようなアンカーテキストは避けなければなりません。
また、イメージリンクを使う場合には、必ずalt属性にキーワードを含めた文章を記述するようにしてください。altのSEO効果はほとんどなくなっているのですが、イメージリンクの場合には、altに書かれた文章(キーワード)がプラス評価されます。
WordPressを使えば内部リンクはあまり気にしなくて良い
個人的に最近は100%WordPressでサイトを作るようになっています。WordPressはGoogleのSEOに強いと言われていますが、SEO用のプラグインがあることや、内部リンクが自動的に最適化される点がGoogleの評価を得ています。
WordPressではなくてもCMSであれば内部リンクは最適化されますが、使いやすさやカスタマイズのしやすさなどを考えてもWordPressが一番だと思います。
»WordPressのSEOの為に必ずインストールする7つのプラグイン
WordPressをそのまま使っても良いのですが、プラグインを使うことで、内部SEOがさらに楽になります。内部リンク構造ということで言えば関連記事やページネーションは必須です。
また、記事の中からリンクを張ることで、PVアップと検索エンジンの評価アップに繋がりますので、過去記事と関連する記事を書いたような時は、過去記事へリンクを張り、過去記事からも新しい記事へリンクを張るようにしておきます。
関連サイトからのリンクを内部リンクのように使う
私はSEOやアフィリエイト関連サイトを5つ運営しており、保険関連サイトも5つ運営しているのですが、こういった関連性の高いサイトについては、外部リンクを内部リンクのように扱っています。
それぞれのサイトごとに微妙にターゲットユーザーは異なっているのですが、それぞれのサイトでユニークコンテンツを作っているので、その記事を読んでいるユーザーにとって、他のサイトの記事が役立つと考えた時は、積極的にリンクを張るようにしています。
このページのWordPressに関する項目や記事の最後にも、WPSEOブログへの外部リンクが含まれています。このような形で、関連サイト同士を相互リンクしていきます。機械的に行う相互リンクのSEO効果は無くなっていますが、意味のある相互リンクであれば評価は高いと思っています。
自演リンクは不自然リンクのペナルティやペンギンアップデートによりサイト評価を下げられる可能性がありますが、こういった形のリンクがマイナスに作用することはありません。あくまでその記事を読んだユーザーにとって有益なリンクを張っていく点がポイントです。
関連サイトを沢山作ることで、評価される相互リンクが増えていき、相乗効果でサイトの価値が高まっていきます。アフィリエイトサイトの場合、自然リンクを得ることが難しく、サテライトサイトからの自演リンクはリスクがありますので、関連サイトを作ることをオススメします。
>また、イメージリンクを使う場合には、必ずalt属性にキーワードを含めた文章を記述するようにしてください。altのSEO効果はほとんどなくなっているのですが、イメージリンクの場合には話が変わってきます。<
イメージリンクの場合どのように話が変わるのか、もう少し詳しい情報をお願いしたく。ヨロシクヨロシコ
現時点では、イメージリンクの場合は検索エンジンがaltを評価するからです。