無理してクリック率を上げない

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クリック率を上げるための方法をいくつか解説してきましたが、クリック率を上げる事に執着しすぎると、最終的にAdSense収入を減らすことになるかも知れません。

クリック率を何割も上げる為には、少し強引な手法を取る必要も出てきます。それにより実際にクリック率が上がったとしても、ユーザに与えるイメージが悪くなってしまうと、アクセス数を減らすことに繋がり、結局はクリック数が減ってしまうことになります。

また、意図的にクリック率を上げることで、クリック数は高まりますが、そこからの成約数は必然的に下がります。AdSenseはクリック保証型のアフィリエイトですので、成約数は直接的には関係ないのですが、成約率が低くなるとスマートプライシングに影響を与えます。

例えばクリック単価100円の広告がクリックされたとして、スマートプライシングが1.0の場合には100円の報酬となりますが、スマートプライシングが0.5になってしまうと50円の報酬となります。

スマートプライシングが落ちることで、同じ収益を得るためには、2倍のクリック数が必要になる事もあるのです。

どれぐらいの成約率で、スマートプライシングがどれぐらいになるのかという細かいことは明かされていませんが、クリック率を上げる対策が必ずしもプラスにならない事もありますので、注意しましょう。

また、ページ内に多くの広告を表示する事で、クリック単価の低い広告が表示される可能性が高くなります。クリック単価の低い広告ばかりクリックされてしまっては、クリック数が増えても収益は上がらないという事態が起こってしまいます。

大量クリックでCPCが1円や0.5円になってしまう?

知り合いのアフィリエイターさんから、特定のサイトでクリック単価が1円になってしまったという話を聞きました。

スマートプライシングによって1円になったのか、無効クリックが大量に発生して、1円になったのかはわかりませんが、大量のアクセスを集めてAdSenseのクリック率を増やせば儲かるというものでもないということですね。

クリック単価10円~20円だったものが急に1円になったということは、やはりスマートプライシングの影響なのでしょうか。他のサイトへの影響がなかったというのもスマートプライシングの特徴と一致します。

いずれにしてもAdSense広告のクリック率を無理に上げようとするのはやめた方が良いでしょう。質の高いアクセスであればいくら集めても良いのですが、検索数が多い芸能人のページを作ってアクセスを稼いでも質が低いアクセスしか集まらないので、AdSense収入にはプラスにならないかもしれません。

AdSenseは、広告主の利益になるように設計されていますので、成約率が落ちるようなクリックばかりになってしまったら、最終的にAdSenseを張っているサイトの評価が下げられ、広告主に影響がないようになっています。

広告主の利益になればAdWordsを利用する人が増え、Googleが潤いますので、結果的にAdSenseを利用している私たちの利益にもなるということです。無効クリックなどで広告主を保護することも同様に、最終的にはAdSense利用者の利益に繋がるのです。

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