イメージ広告は意外とクリックされる
コンテンツ向けAdSenseの標準広告ユニットには、テキスト広告とイメージ広告がありますが、一般的にクリックされやすいのはテキスト広告と言われています。
テキスト広告の場合、広告ではなくそのサイトの内部リンクと勘違いしてクリックするユーザがいるのと、イメージ広告と違い、文章でリンク先ページの内容がおおよそ見当がつきますので、興味がある内容であれば広告とわかっていてもクリックする傾向があります。
また、AdSenseの場合、イメージ広告では1ユニットあたり1広告しか表示されませんが、例えばレクタングル系の場合、テキスト広告にすれば、最大で4つまで表示されますので、その中にユーザーの興味を引く広告が表示される可能性が高まります。
AdSenseのデフォルト設定では、テキストとイメージがローテーションされる広告タイプが選択されていますが、テキストのみにしているユーザも多いと思います。しかし、イメージ広告も配置する場所などによってはクリック率が高くなることもあります。
イメージ広告の方がクリック率が高い?
2009年にインターネットコムと goo リサーチが行った調査で、ユーザーがクリックしたくなる広告は、検索連動型やコンテンツ連動型ではなく、バナーなどの画像・Flash 広告であると発表されました。
調査結果はこちら(無くなりました)
この調査はAdSenseのテキスト広告とイメージ広告のクリック率調査ではなく、あくまでコンテンツ連動型広告とバナーなどの画像を比べたものです。
しかし、バナーのようなイメージ広告でも意外とクリックするユーザが多い事が分かると思います。
AdSenseの場合、経験上イメージ広告の方がクリック率が高くなると言う事はありませんが、サイドバーに表示する場合などは、積極的に使っても良いかも知れません。また、イメージ広告を使う場合には、余白を上手く使った方がクリック率が高まります。
イメージ広告のクリック単価は高い
一般的に、イメージ広告はテキスト広告よりもクリック単価が高く設定されています。例えばレクタングル大の場合、テキスト広告であれば、最大で4つまで表示されますが、イメージ広告の場合には1つしか表示されません。
広告サイズに関わらずイメージの場合は、1つしか表示されませんので、広告枠を占領する分クリック単価は高くなるのです。
テキスト&イメージにしている場合に、テキストとイメージのどちらの広告が表示されるのかは、広告オークションによって決まります。イメージ広告は、そこに入札されている全てのテキスト広告の単価を上回った場合に表示されるようになっていますので、必然的にクリック単価は高くなります。
ただし、イメージ広告の場合、広告が1つになる分、ユーザが求めている情報と完全に一致しないとクリックしてもらえない可能性が高い為、クリック率は低くなります。
サイト内全てのAdSenseをイメージ広告にするのは駄目ですが、ヘッダー、フッター、サイドバーなどのテンプレート部分はイメージ広告で固定しても良いと思います。コンテンツ部分については、テキストのみか、テキストとイメージのローテーションにするのが良いでしょう。
私は全ての広告をテキスト&イメージにしている
テキストとイメージでどちらの方が効果があるのかというのは、自分のサイトでテストして確かめる必要がありますが、色々なサイトでテストした結果、私は全ての広告をテキスト&イメージにするようになっています。
AdSenseのデフォルトの状態がテキスト&イメージですので、既にそうしている人も多いかもしれませんが、ブログ記事下などの、一般的にテキスト広告が良いとされる場所でも、テキスト&イメージにした方が良い結果が得られました。(ブログ記事下のコンテンツ向けAdSenseの広告タイプ)
ABテストをしたわけではないので、本当に常にテキスト&イメージが良いのかは分かりませんが、迷った場合や良くわからない場合は、とりあえずテキスト&イメージにして様子を見るのが良いと思います。