ペラサイトやコピペサイトへのAdSenseの掲載は禁止

ペラサイトとは、サイトが1ページで構成されているようなサイトのことで、コピペサイトとは他人のコンテンツを盗み自分のサイトに掲載している事を指します。

どちらもネット上に数多くあるサイトの形態ですが、こういったサイトにAdSense広告を掲載する事はポリシー違反となります。

中身の無いペラサイトはネットのゴミ

数年前にペラサイトをいくつも作ってSEOで上位表示し、そこにAdSenseを張ってほったらかしで儲けるような手法が流行りました。

1サイトで月1,000円の収益だとしても、それを100サイト作れば月に10万円の収益となります。こういった考えでサイトを量産してアフィリエイトで稼ぐような手法がもてはやされた時期がありました。しかし、こういったサイトへの対策としてGoogleは本腰を入れました。

当然そういったサイトに張られた広告から成約に繋がる事はほとんどありませんので、広告主保護の観点からペラサイトにAdSenseを掲載していたアカウントを無効にしていったのです。

そもそもほったらかして儲かるほどAdSenseは甘いものではありません。それは他のアフィリエイトでも同じ事が言えます。誰でも簡単に儲かるような事を謳っている情報商材も多いですが、そんなものがあったらこの世は億万長者で溢れかえってしまいます。

サイトのコピーは立派な犯罪

技術の進歩によって他人のサイトの情報を自動的に取得し、あたかも自分の記事のように投稿するツールがあります。こういったツールが出回るようになって数年経ち、スパム行為であることが一般的に認知されていますが、いまだに利用されているようです。

また、ツールを使わずに、手動で他人の記事をコピーして、自分のサイトにそのまま貼り付ける行為も後を絶ちません。コピペサイトに関しては、定期的に話題に上りますが、ネット上に公開している情報が軽んじられている傾向に変化は無く、今後も悪意のある人たちによってコピペは繰り返される事でしょう。

コピペサイトを作ること自体が問題なのに、それを使ってAdSenseで儲けてやろうとする人も多いものです。しかし、コピペサイトにAdSense張っていることがばれると、当然規約違反でアカウント停止となります。

偶然コピペサイトを見つけた場合などに、AdSenseを利用しているようであれば、Googleへポリシー違反サイトとして報告してしまいましょう。

コピペサイトを発見した場合

コピペサイトを発見しても放置している人が多いと思いますが、コピペした方がGoogleに評価されてしまう可能性もあるため、できれば削除するように働きかけるのが良いでしょう。

サイト管理者本人にコンタクトを取っても無視されることが多いので、そのサイトを管理しているレンタルサーバー会社に削除要請するのも効果的です。無料ブログであればブログサービスということになります。ただ、ブログサービスは、どちらが本物なのかわからないという理由で削除に応じない場合も多いようです。

解決が難しい場合には、弁護士を立てて対処することもできますが、手間やお金がかかることなので、できれば、その前の段階で解決したいですね。

そして、最も重要なことがGoogleに通報することです。検索エンジンの検索結果に表示されなければ多くの場合、コピペサイトがあっても実害はないはずです。

Googleはそのページが公開された日付などから、どちらが本物のページなのかを判断することができると言われていますが、実際にはその精度は高くありません。ドメイン価値のあるサイトや、無料ブログなどにパクられて、自分のサイトが検索結果から消えることもあります。

コピペサイトをGoogleに通報

Googleへの通報は、「DMCA侵害申し立て」という形で行います。引用されているぐらいでは、Googleも動いてくれませんが、ページが丸々コピーされているような状態であれば、直ぐにコピーした方のページをインデックス削除してくれます。早い場合には、半日で処理が行われます。

沢山サイトを持っているとコピーされるのは日常茶飯事で、いちいちDMCA侵害申し立てを行うのは面倒なのですが、自分のサイトを守るという意味ではやらなければいけない時もあります。特に、本家である自分のサイトの方をコピーページ（重複コンテンツ）と判断された場合には、アクセス数が一気に減る可能性もあります。

アフィリエイトサイトはアクセス数が命です。コピーする方もアフィリエイトサイトのことが多いですが、そんな悪意のあるアフィリエイターに稼がせるわけには行きません。

コピーチェックツール「影武者」を使えば、簡単に自分のサイトのコピーサイトを見つけることができます。無料版は使用回数制限が厳しいのですが、試しに自分のサイトが誰かにパクられていないのかを確認しておきましょう。