アドセンス狩りの為の対策
【追記 2012/06/18】
リサーチアルチザンでAdSenseのクリックデータが上手く取得できなくなっています。日本語版がないのですが、StatCounterというツールでAdSenseをクリックしたユーザーのIPアドレスなどを確認することができます。
AdSense狩りとは、第三者が嫌がらせ目的で不正クリックを繰り返すことです。嫌いなサイトに対してアカウントを停止させる目的で、何度もクリックしたり、ツールを使って異常なクリック数にしてしまうのです。
AdSense狩りが話題になったのは、もう何年の前の話で最近ではほとんど見聞きしなくなりました。これはそういった行為が無くなったのではなく、GoogleがAdSense狩り対策を行った為です。
クリック数(クリック率)が過去に比べて急増した場合、Googleはそれを検知して異常が無いか調べます。異常があった場合には利用者にその旨通告するようになっています。以前のように「クリック急増 = 不正クリック ⇒ アカウント停止」という事にはならないようになっているのです。
ただし、それでも第三者の嫌がらせ目的のクリックによってアカウントが停止されてしまう可能性が全く無いわけではありませんので、私たちサイドでも対策しておいた方が良いでしょう。
クリックしたユーザが分かるアクセス解析の導入
Googleアナリティクスは、高機能なアクセス解析として有名ですが、IPアドレスのデータが見られなかったり、Google AdSenseをクリックしたユーザのデータが把握できないという欠点があります。
その部分を補ってくれるのが、リサーチアルチザンです。こちらも無料利用可能となっています。ただし、無料で使いたい場合には、リサーチアルチザンライトを自分のサーバにインストールする必要があります。
導入方法については、リサーチアルチザンLiteを1つのデータベースで複数サイトに導入する方法をご覧ください。
インストール方法は簡単なので、特に問題は無いと思いますが、難しいと感じる人は、有料版であるリサーチアルチザンプロを使用するのが良いかもしれません。ただ、年間契約でもページビューによっては高額になりますので、ライトを導入しておく事をオススメします。
AdSenseのクリックデータ
リサーチアルチザンの管理画面にログインし、「AdSense クリック」や「AdSense IP」をクリックすると実際にAdSense広告をクリックしたユーザのデータが確認できます。
AdSenseのIPアドレス以外のクリックデータについては、Analyticsでも確認可能です。「AnalyticsとAdSenseを統合する方法」
リサーチアルチザンでは、IPアドレスも表示されますので、同じIPアドレスから不正にクリックされた場合には、直ぐに把握することができます。明らかに嫌がらせ目的と感じる場合には、Googleに報告した方が良いでしょう。
AdSenseはクリックされる事で報酬が発生しますが、その広告を見てもらい、実際に購入してもらえないケースが多いとクリック単価が下がってしまいますので、少し怪しいなと感じた時でも報告して問題ないと思います。
許可サイトの設定
AdSense狩りは、自分のサイトに設置してある広告の不正クリックだけではなく、AdSenseコードを不正に利用されることによっても起こります。
たとえば、AdSenseが利用できないアダルトサイトやパブリックではないギャンブルのサイトにあなたのコードが貼られてしまった場合、アカウントが停止されてしまうかもしれません。
AdSenseのコードはHTMLソースを見れば、簡単に誰にでも把握できますので、許可サイトを設定しておいた方が良いでしょう。
また、自分のコードを他人が使用していないかの確認は、スパイチェックツールを使うのが良いと思います。