AdSenseの不正クリックと無効クリック
Google AdSenseにおける不正クリックとは、自分で自分のサイト内に表示されている広告をクリックしたり、知り合いにクリックしてもらったり、自動ツールなどを使って不正にクリック数を水増しする事です。
こういった不正行為が発覚すると、何の警告も無く一発でアカウント停止となる場合もありますので、絶対にやってはいけません。
Google AdSenseを利用する際には、第一に広告主の事を考えなければなりません。広告主はその広告を見て商品やサービスを利用して貰う事を目的に広告を載せるわけですから、AdSense報酬を増やすことがが目的のクリックは必要ないのです。
自分のアカウントで不正クリックを発見した場合には、Googleへ報告しておいた方が良いでしょう。また、AdSenseコードが他人のサイトに張られている可能性も考えられますので、スパイチェックツールの活用や許可サイト設定を行うようにしましょう。
無効クリックについて
AdSense狩りが流行したことで、Googleは不正クリックへの対策を強化しました。同時に不正なクリックによって広告主が費用を無駄遣いしないように、そういったクリックは無効とする措置を取っています。
無効クリックは報酬が発生しないクリックとなります。AdSenseの管理画面上では、クリック数としてはカウントされますが、CPCが0円となります。2013年5月の規約改定により無効クリックはレポートに表示されなくなりました。
無効なクリック操作とは、広告主の費用やサイト運営者様の収益を不必要に増加させる可能性があり、Google が広告主に請求しないと判断したクリックやインプレッションを発生させた行為のことです。
このような行為には、サイト運営者様によるご自身の広告のクリック、サイト運営者様に依頼された第三者による広告のクリック、自動クリック ツール、トラフィック ソース、ロボット、その他の不正なソフトウェアの使用などが含まれます。
無効となるクリックには、以下のようなものが含まれています。
- サイト運営者や依頼された第三者による自己クリック
- 自動ツール、トラフィック ソース、ロボット、その他の不正なソフトウェアによるクリック
故意ではなく誤って自分でクリックしてしまった場合には、問題がないというか仕方が無いのですが、報酬を増やすことを目的とした自己クリックはアカウント停止の原因となります。また、複数のAdSense利用者と結託して、それぞのサイトの広告をクリックする行為ももちろん禁止されています。
ばれなければ良いと言う考えで、自己クリックで報酬を増やしている人がいるのは事実ですが、リスクを取ってまで報酬を増やすことは、長期的に見て負担が大きいと言えるでしょう。また、広告主の収益に繋がらないクリックは、クリック単価を落とす原因となりますので、絶対にやってはいけません。
AdSenseのアカウント停止を避ける為に
第三者からの嫌がらせなどによる不正クリックで、アカウントが停止されることは少なくなっていますが、絶対に停止されないとは言えませんので、AdSenseアカウントはしっかり管理しなければなりません。
停止されても復活させることは可能なのですが、かなりハードルは高いですし、許可サイト設定しておらず、第三者が自分のAdSenseコードをパクり、アダルトサイト等の違反サイトに掲載した場合、自分にも落ち度があるわけですから、復活させるのは難しいかもしれません。
ただ、アカウントをしっかり管理していて、ポリシー違反になるようなことをしなければ、アカウント停止になることはまずありませんので、そこまで神経質になる必要はありません。
また、専業アフィリエイターの場合には、AdSense一本で食べていくのはリスクが高いと言えますので、他の収入源を確保するのが良いでしょう。AdSenseと物販アフィリエイトは全く異なると言っても過言ではないほど成果を上げる為の工程が異なりますが、どちらもやっておけばリスク回避できます。